年の瀬に来て訃報が続きますね。健さんでショック受けてたら、今度は文太さんだって。
出発は同じくやくざ映画のヒーローでしたが、任侠物と実録物。健さんがロマン派とすれば文太さんは写実派とでも言いましょうか。その後「トラック野郎シリーズ」では剽げたところも演じ、体格的にも巌のような健さんに比べると三の線もいける親しみやすさがありましたが、壮年期以降は重厚な演技で、特にあたし的には「北の国から」で純を張り倒す職人役が記憶に残っています。
「あんたにも娘がいるのか?だったら想像してくれ。どっかの不良に孕ませられて、たった一人でおろしに来たあの子の気持ちを」怒りと悲しみのにじんだ見事なシーンでしたねえ。
広島弁の記憶が強烈ですが宮城出身、仙台一高から早稲田に進んだ秀才で、晩年は社会活動に投じ世に警鐘を鳴らし続けた、ここにもまた漢がありました。ご冥福をお祈りいたします。
そろそろ年末恒例今年を表す漢字の時期ですね。逝ってしまった二人の偉大な役者。そしてあたくしとしても大事な大事な愛犬あんこを失いました。
よって才谷屋の選ぶ今年の漢字は
「失」 です。
まさかここにきて、もう一つ大事なものを失うとは思ってもみなかったなあトホホホ~(T_T)
0 件のコメント:
コメントを投稿