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2014年12月16日火曜日

ささ食うけだものたらんと欲す

TBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」は、休みの現場で仕事する身のお友達。
そのディープな世界はいずれご紹介しますが、パンディスト(ヘビーなパンダファンの事)としての安住氏がこの数年来語り続けてきた、昼ドラ真っ青の男女の愛憎渦巻くパンダワールドをまったくの受け売りで書きたいと思います。

和歌山にあるアドベンチャーワールドで、先日またパンダの赤ちゃんが生まれました。何と14頭目だそうで、人工繁殖の極めて難しいパンダ界にあっては瞠目すべき事実とか。
何故難しいのか?それはパートナー選びにおける好みが人間並みに厳しいのに加え、メスの発情期間が年のうち三日しかないからなんだそうです。しかも四季のうちどこでそうなるか全く分からないってんで。
人工飼育の個体が世界で百頭しかいないジャイアントパンダにとって、雌雄それぞれ約50頭の中から相手を見つけることは、学年二クラスの中で結婚相手を探せと言われた中学生のようなもの。更に「OKよん♡」の三日を見分けるためには、よっぽどメスの観察に長けてなければならないという。それほど極端でなくとも、かみさんのサイン100パー見極められる旦那ってそうはいないでしょ?昔のあたしも含めて(^_^;)
かように高いハードルを軽々と飛び越え、子どもを量産し続けているのがオスパンダの「永明」!この男がまたとんでもない、まさにけだものっ!
そもそも中国の動物園から来日した際、つがいとして同行した「梅梅」は、人知れず前の夫との子を身ごもっておったそうな。メスの「美浜」を無事出産、成長の後はふたりの仲も睦まじく、7頭の子宝に恵まれました。これだけだって前述の難関突破してるっていうのにあなた!なんと永明は血が繋がらないとはいえ、娘の美浜に手ぇ出して子供作っちゃったっていうじゃあ~りませんかっ!おまけに同じ年のうちにい~!妻と娘両方の発情期を、おめめぐりぐり両目で探ってたなんてさあ・・・。

その後梅梅は産後の肥立ちが悪く亡くなりまして、若い後妻ともまた睦まじく、最初に書いた赤ちゃんはそのまた7頭目なんですと。んでですよお客さん!何と永明、母国の動物園では梅梅の双子の姉とも関係を持っていて、子をなしていたという!
美人姉妹両方を食い、その連れ子を食い!あああの顔であの声で!草食動物とは真っ赤な偽り!百獣の王も唖然たるけだものではありませんかあああ~!!
それもそのはず永明は、元は野生でいたところを捕獲された個体だそうで、動物園育ちのお坊ちゃまとは一味違うぜ!実際その姿は笹の葉抱えて食べてるぽってり可愛らしいパンダのイメージには程遠く、皮のソファーにふんぞり返り、裾から靴下はみ出させて右手にガラスのデカい灰皿、左手にはディポンのライター。チックとポマードでテカテカに光らせた頭髪を振りながら、長いクリームパンをむしゃ食いする眼光鋭い五十がらみのやり手不動産屋という感じなんだってさ。


昔言葉じゃ酒を飲む事をささを食べるといったそうですが、あたしもささ食いの端くれとしては、永明の爪の垢でも煎じて飲みたいところですな。
すんごい一杯ありそうだけどさ、爪垢・・・・(T_T)

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