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2016年5月31日火曜日

清冽な整列を見る

以前絶倫パンダのお噂でご紹介しました安住紳一郎のラジオ日曜天国。一部に熱狂的ファン、といってもラジオの場合深く潜行するタイプの?を保ちながらいまだ健在です。
安住氏は純情でナイーブ過ぎるほどの感性を内に秘めながら反面外向きには頑なで鼻持ちならない屈折した性格を示しており、友達それも異性としては実にめんどくさい相手でありましょう。
ラジオの一人語り(アシスタントはいますけどね)というのはそのあたりの人間性が滲み出てしまうもので、特にオープニングトークはそれが顕著で興に乗った時など30分過ぎるまで延々続くこともあり録音してでも聞く価値があるくらい面白いんであります。ま、ポッドキャストでもやってますが。

先週の放送はやや小ネタとはいえ氏の観察眼の鋭さを感じさせるものでした。ちょいご紹介。
伊勢志摩サミット開催前の警備の物々しさは遠く離れた都心にも及んでおりました。閉会後地方から派遣された年若い警察官たちが地元に戻る時を迎え、そこはやはり若者、東京で美味いもんでも食って帰りたいってのは人情でありましょう。
東京駅の地下に人気ラーメン店が六件ほど入った人気のコーナーがあるそうで、常に行列ができてるとか。安住氏が通りかかった際そんな警察官に違いない何人かを見つけたんですな。

何故それと知れたのか?短髪?ガタイの良さ?
いやいや、実はその列の作り方の美しいまでの見事さだったんです。
前後をくたびれたサラリーマン風の男たちに挟まれた彼らは、例えばよれよれの文字で書かれた文章の真ん中にそこだけゴシック体の太字で書かれたかのような 佇まいを見せていたそうです。列が進む時もてれ~っとした中にあってザッザッ!って感じにね。日体大の集団行動かっ!

ここからは放送を離れたあたしの気持ちですが、帰ってから友達や恋人に美味しいラーメンの自慢話する姿など想像するにつけ今般の自衛隊の活躍ぶりと思い合わせ、真っすぐな(そうあって欲しいという願望だけど)若者の純な思いに思わずほほが緩むんであります。
諸君!ご苦労様でしたっ!ありがとうっ!

 


 

2016年5月30日月曜日

娘と食べる

現状に鑑みますと増税してる場合じゃないとは思うしその通りになったっちゃなったんすけど、たださあ、あれだけ先送りはしないって言い切っといてコロッと変えるのはいいのかって話なんだよね。
これあれだよ。信を問うとか言って衆議院も解散するでしょ。嘘ばっかじゃん!それでいいのか総理大臣?

昨日は銀座に出張りました。シャンソンのミニコンサートとお食事の会にお呼ばれしまして。お一人様修行とか言ってる割にはやっぱ一人は寂しいので、あたくしが娘のように可愛がっているササイちゃんにお付き合い願いまして。意思弱っ! ( ;∀;)
佐々木秀実さんの歌はさすがにプロの仕事でした。おばちゃんキャラで笑わせるMCから一転、振り返るともう歌の世界。シャンソンってのは演劇の要素も入っており落語ともまた共通するものがあるような。三輪さんからのお墨付きという「よいとまけの歌」けっこうグッときましたわ (;_;) 

昼の部だったので聞き終わって会場移動するのも青空の元。歩行者天国久しぶりに歩きました。
 

ササイちゃんのリクエストでイタリアンのコースいただきました。どれも美味しかったわ~!









しかし明るいうちに飲むお酒は何故あんなに美味しいんでしょうか?娘と飲むってのもあるんでしょうが。ササイちゃんありがんした!また飲もうね 💛







2016年5月28日土曜日

運動会に負ける

今日は直売会でした。んが。
周りの学校が軒並み運動会ということだったようで11時にはぱったり客足が途絶えてしまい、それ以降あまり盛り上がりもなく尻すぼみに終わってしまった感じ?
とはいえ現場はほぼ品切れ状態で思ったほど悪い結果ではありませんでした。今月もありがんしたっ!
来週月曜からはご予約週間です。運動会の応援で来られなかったお父さんお母さん、、じいちゃんもばあちゃんもお待ちしております!平日も看板立ってる時は何かしら売ってますんで寄ってみてね~ ( ^)o(^ )













2016年5月27日金曜日

透明な海にお誘いする

毎度お噂しております南三陸カヤッククラブ。年に一度のカヤックイベントのミニ版でして、五月から十月まで毎月開催されております。
エルフ会長OWLが今年はなんやかや忙しくて毎回の参加がおぼつかず、五月の会はわたっとのサポートを得て無事終了しました。
んが。六月もまた今のところ会長参加不明につき再びサポートのお願いでございます。会長参加の場合はどこか東北の川下り付きとなりますのでエルフツアーの形ね。

ツアー開催6月18・19日です。例によって佐野で乗り合わせして東北入り、川下り。
夜は陸前高田にお邪魔して竹駒のママハウスで久々のバーベキュー宴会。
翌朝南三陸に移動、9時から12時カヤッククラブのサポート。
昼は絶品うに丼食べて帰ります。順調なら佐野に18時頃?

陸高は行ってもどうすりゃいいか分からないという人もいるようですが、単なる宴会ですから飲んで騒ぎましょう。ママハウスで寝かせてもらえるしテント泊も出来ます。
前回書いたように南三陸の海は水質が戻ってきてとってもきれい!最近流行りのSUPにもぴったりですわ~!みなさんどうぞよろぴくね♡

 




 
 

2016年5月26日木曜日

読後感する・「羊と鋼の森」

以前朝日新聞日曜版の書評欄を毎週読んでおりましたので、読書感想文となるとどうしても硬いというかスカした感じになってしまいます。バカのくせに偉そうに書きますが例によって鷹揚にお聞き流しの程を願っておきます。


ギターで弾き語りのまねごとをするようになってスピッツの曲を弾いた時、あの繊細なフレーズが実に基本的なコードだけで構成されていることに驚いた。この作品を読んでまず最初に感じたのはそのことである。難解な比喩も過度な修飾もなく一見単純な言葉で紡ぎだされた文章であるのに、それぞれのセンテンスが時に涙を誘うほどに胸を打つのである。一文一文が詩のようだ。

今年の本屋大賞を受賞した本作。偶然の出来事から調律師を目指すことを決意した主人公は北海道の山間地域の出身で、自然に恵まれたというよりそれしかない環境で中学校までを過ごし、慣例に倣って高校から町で暮らすようになった青年である。調律専門学校卒業後就職した楽器店で働きながら、自分の目指すべき調律を探している。
音楽教育を受けたわけでもなくピアノ曲さえほとんど聞いたことのない彼は、ただ単にピアノの音が好きだというだけの理由でその道にのめりこんでゆく。職場の先輩たちや客先で出会った人々との関わりの中で様々な経験を積んでゆくが彼の中心に常にあるのは生まれ育った森の風景や音であり、それが特別な才能を持たないと自覚する自身の中の何かと共鳴し合い次第に自分の「音」に目覚めてゆく。

以前放送されたテレビアニメ「中華一番」というグルメ物の中では美味を表現するのに、竜が飛翔したり鳳凰が火の中から再生したりと過剰に劇的な画面を用いておりそれがウリともなっていた。
味というものを人に伝える手段としてこのように視覚に訴えるという飛び道具的手段はある。
では音はどうであろうか。この小説は例えば鈴を転がすようなといった表現は用いない。直接的に「ような」を使うのではなくそれは、野に寝て木の実の落ちる音を聞いた秋の始まりの夕暮れであったり寝もやらず布団に丸くなっている時の山をどよもす風の晩であったりと、主人公が育ち経験したことの中から読み手が受け取る感覚なのだ。
焚き火の火を見て誰もが落ち着いた気持になるように人が動物として原初体験に共有しているのが森の中の暮らしであるならば、それが呼び覚ますものもまた共有されているのかもしれず、だからこそ読む人間にもそれぞれの音が聞こえてくるのかもしれない。

そしてまたこの小説を絵画に例えるなら印象派である。点描で描かれたその風景は小さな影を内包して光にあふれ静かで、そして限りなく透明で優しい。








2016年5月25日水曜日

自分で出して拭う

最近アップし始めましたお絵かき名場面落語クイズ。
大分前にやってた落語イントロ当てクイズともども誰が見てんだよ?とか思いつつも好きが高じまして、たま~にやはり落語ファンの友達が描き込みしてくれるのを見て悦に入るという。
とはいえ出しっぱなしってのもなんですからここはひとつ、自分で出した問題は自分で尻を拭おうかってんでね。ご興味ない向きには全然面白くないかもしれませんが鷹揚にお聞き流しのほどをお願いしておきます、つ~か元々面白くなかったかしらん?ぐみんなたい (^^;

はい、まずこちら。初めて廓に泊まった堅物の若旦那の青春が花開く「明烏」。源兵衛が梯子段落っこちるところはうまく描けませんでしたわ。

次はこちら。日当たりの悪いところに育った江戸っ子が鐘の数に紛らしてそば代誤魔化す「時そば」。これは最初の男の方です。二番目の奴は四つでやって損しちゃうのね。

これは皆さんお分かりだったようです「寿限無」。和尚の吹き出しの中はグーリンダイのポンポコピーのポンポコナー、海砂利水魚の風来松、食う寝るところ住むところ、五劫の擦り切れですわ。

見たまんま「強情灸」

分かりやすい「饅頭こわい」

絵のまんま「やかん」注ぎ口が逆! ( ;∀;)

噺の筋は知ってても意外とタイトルが出なかったよう、「宮戸川」。霊厳島のおじさんの家の二階のシーン。ホントは梯子外されちゃってます。

このあたりから少し難しくなってきます?喧嘩好きの若侍が渡し船でキセルの雁首を落としてしまい、商売っ気出したクズ屋があわや無礼打ちになるところを仲裁に入った老武士と決闘騒動になる「巌流島」

今んとここんなもんです。こんなに絵ばっか描いて仕事してんのか?とか言われますが、下書きしないし一枚描くのに五分とかかっておりませんのでどうぞご心配なくね!ま、数は確かに多いけどさ ( *´艸`)









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