Pages

2016年5月6日金曜日

端午の節句に自省する

連休最終日、つっても四日の晩ですがBS放送で「北の国から・遺言」をやってまして、思わず見てしまいました。あたくしたちの世代にはドンピシャで同時代を過ごした名作ドラマですね。
抑えたトーンの語り口でありながら結構キツい現実と向き合わせられる話が多いんですが、最後はどうやらハッピーエンドっぽく終わりまして。ラスト近く娘の蛍と孫のカイ(字が不明)が長野で働く旦那の元に旅立つシーンで、黒板五郎が電車に追いすがって男泣きに泣くところに被さる純のモノローグがいいんですわ~。
「いつでも必死に家族の事を想ってきた父さん、子供の頃はそんなあなたをみっともないと思っていました。だけど父さん、あなたは素敵です」みたいな?
リアルタイムで見たのはまだ健全に家庭生活を営んでいた頃で子供らも成長中だったもんで、今この立場になって見ると当時とは違う感じ方するんですわ。果たして自分の子らにこんな風に想ってもらえる時が来るのかと。

昨日こどもの日だったっしょ。実家じゃいまだに兜飾ってくれてるのにうちじゃもう何年も五月人形出してなくて、自分が親から与えてもらったほどに子供らに与えてきたのだろうかとか考えちまいまして。親の世代は時代的にもそうだったようにみんな苦労してお金貯めて買った小さな兜に、だからこそ深い思い入れを抱いて大切に飾り続け、一方ろくに苦労もせず育ったぼんくら息子はじじばばに買ってもらった立派なお道具を並べもせずにいる。苦労足りなくてなんだかぐみんなたいな五月晴れだったんであります。


五郎の想いを知ろう!ごろうにしろう合わせて苦労だもんね。
シャレにしてる場合かっ!!



0 件のコメント:

コメントを投稿

LinkWithin

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...