昨年茨城の神栖市長選挙で二人の候補者が全くの同数票を受けてくじ引きの結果新人が当選したところが、二票について記名が有効か無効かが裁判で争われ、結局当選取り消しとなったそうです。
16,724もの票が同数なんてことがあるのも驚きなら、二つの票の中身ってのがまた「だんごさん」と「まんじゅうや」であったてんで、なんじゃそりゃ?
実は当選した方の実家は地元で代々続く和菓子屋さんなんだそうでそれを意図しての記入かどうかが問われたものの、最終的に必ずしもそれが氏を指すものとは言えないとの結果になったという。
そうかなあ?
どっちも同業なら分かんないけど二人のうち一人なんだからいいんじゃね?
しかしですよ
投票率44%だから半数以上投票行かないわけで、そこを押して行った人がなんでわざわざそんな分かりづらい事をしたんでしょうか。
近年の国政選挙では様変わりしてきたとはいえ若年層に比べて高齢者の投票行動が圧倒的に高い事は変わっておらず、加えて地方都市にありがちな土着的しがらみの大きさを考えますと、このお二人は恐らく積極的に片方を推していたわけではなく何らかの組織票に取り込まれていたものと思われます。
で、誰誰に入れてと頼まれたものの気が入ってないんでいざ投票所行ったらどっちがどっちだか分からなくなってしまい、あの独特な雰囲気にも飲まれ早く書かなきゃとなった時ふと浮かんだのが和菓子屋であったものかと。
ここからはあたくしの勝手な想像
児玉清(78)の場合
長らく地元で建設業を経営し業界団体と深いつながりがあるため今回の選挙でもその筋からの依頼によって投票所へ。
しかし一昨年引退し生臭い世界とは縁が切れているため特に興味もなくうろ覚えの名前がどっちだか分からなくなってしまった。
「やべ、わっかんなくなっちまった。けど確か商売があれだから、え~い書いちゃえ!」
まんじゅうや! 見てないけど多分!まで書いたんじゃないかと。
柏原芳子(82)の場合
近隣の牛久市から嫁いできて以来専業主婦として地元に根付き、子育てもとうに終え孫に囲まれた平穏な暮らしの中趣味である手芸教室に今も通っており、先日もその茶飲み話の中でみなさんが推す名前を書こうと投票所へ。
しかしもともと興味が薄いためどっちがどっちだか分からなくなってしまった。
「あらいやだ、でもお友達は裏切れないわ。確か和菓子屋さんだったわね、じゃあ」
だんごさん さん付けが奥ゆかしい老婦人。
じゃないかな~と