ガキの頃からお絵描きが好きで、といっても美術系ではなくマンガでしたが。
小学校低学年の頃家におやじが持っていた「のらくろ全集」があり読んでいたため当時まだ裏が白紙だったチラシにのらくろばかり描いておりまして、昭和37年生まれなのにまるで戦中派のように実にアナクロなことでございました。
歩いた後に出来る雲みたいなやつとか。知らないか?
その後「天才バカボン」にハマって(当時無かった言葉)真似して描いてたのでデフォルメっぽい画風(ってほどのもんじゃない)となり、手の描き方はその頃のまま残ったような。
しかし大袈裟に言って人生で最も影響を受けたのはなんつっても「あしたのジョー」であります。
単行本の一巻は忘れるほど前に買って持っていたところ中学生の頃テレビの再放送もあって第二次ブームとなり、二巻以降を揃えては夢中になって読んだもので、手塚先生の「漫画の描き方」で覚えたケント紙にGペンでしきりに模写しまして、クロスカウンターで飛び散る血は筆に含ませた墨汁を口で吹いて描く吹付の手法を始めてやってみたり。
にゃん部やみっち部長とも競って描いたもんでありました。
三年の受験前なのに単行本持って行ったの見つかって遠藤先生に没収されたこともあったっけなあ。
三十過ぎてボクシングジムに入門したのもこの作品のせい?だし。
後に「屋根裏の絵本描き」という作品を読んで先生の原点が、引き上げに逃げ遅れた満州でかくまってくれた中国人の家の屋根裏で幼い弟妹達に描いてやった絵本だと知りました。
アクションマンガでありながら深い哀感を感じさせる作風はそういったところからきているのかと思います。
ちばてつや先生のご冥福をお祈りいたします。




