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2026年7月16日木曜日

〇で隠す

 稲田豊史という方がゲストで出ている動画をたまたま見たら読書離れ著しい世相を話されていて結構衝撃だったので著書「本を読めなくなった人たち」を買って読んでおります。

その傾向はずっと前から言われてきたことではあるもののスマホの普及による短文投稿の急速な増大に加え、AIの登場で長文の要約が手軽に出来るようになった事で加速度的に進んでいるという。

前作が「映画を早送りで見る人たち」とのことで、共通して言えるのがコスパとタイパを重視するあまり前段や過程と言ったものを排除しひたすら結果と結論を求める傾向が若者中心に顕著となり「読む」行為自体ある意味で特殊能力になりつつあるってんで。

だからと言って本を読む人たちの方が能力的に優れているかというと決してそんなことはなく、要は選ぶ書籍により読解力や語彙力の獲得に差が出るんだそうで。

ハウツーやビジネス書が悪くって文学が正しいとか全然(ある程度はある)関係ないとかね。


読書家と言われる人たちに比べれば屁のようなものではあるけれども活字の無い人生は考えられないあたくしとしては、それが特殊能力であるとは全く思えず、逆にあんな面白いものなんで読まないんだろう?と。

特に未知の領域について書かれたものなどは言うたら前書き読んでるだけでワクワクが止まらないってなことがよくございます。

しかしですよ

本読んでるから頭良くてまともだという事とは全く逆をここで思い至ったんでありますよ。

なぜ前書きから序章が好きなのか?


おスケベにおいても本〇より〇戯の方が好きだから。


ほら、賢くもなんともないただの変態だよ ( ;∀;)

外回りに出るので時間が無くイラストも無し



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2026年6月5日金曜日

謝ってけなす

 活字中毒なんてカッコつけるわけじゃありませんがガキの頃からずっと本が好きなんであります。もちろん読書家を任じる方々に比べれば本当に恥ずかしいほどの冊数だけど。

映画も動画もそりゃ見ていて楽しいし時には人生に何物かを与えてくれるものだって少なくないのだけれど、例えていえばそれらがビークルに乗って巡るアトラクションだとすると読むという行為は歩いて登る山のようなものかと。

長いルートはキツイこともあるけど立ち止まって風に吹かれ空を見上げる感覚は読書ならではのものではないでしょうか。

だからって審美眼的何かを持ってるわけじゃないので良し悪しについてはよく分からないながら、好き嫌いとは別に最近特に感じることがありまして。


携帯とネットの普及により誰でもが世界中に向けて自分なりのものを発信できるようになり、活字の世界とてその例外ではありません。

このブログだって言ってみりゃその中に入るわけで人様の事をとやこう言える立場じゃないけど、ネットから出てきて書籍化されかつヒット作となった小説などを読むにつけ薄っいなあと思うんでありますよ。

なんつ~んでしょう曲で言うなら主旋律だけを歌っていて、ベースもドラムもホーンも無い感じ? テンポとストーリーだけで引っ張ってそれなりに面白いものもあるけど後に何も残らないというか。

文学一番とか古典がどうのとかお堅い話じゃないんですがたとえ短編であっても行間から詩情が匂い立つような作品はやはり作者の呻吟あってのもので、手軽さの代わりに深さを失ったという意味では師匠について下積み修業したのとお笑い学校出てすぐ芸人を名乗るのとの違いに似ておりますね。

だってさあ

具体的な作品名書くとあれなんだけど「同士○○よ××を取れ」なんて本屋大賞マジで取ったの?って出来だし(好き嫌いもあるでしょう、ごめん)「変な●●」だってその設定ありかよ?だし。

実名どうのとか言ってますけど特にこれだけは言いたいっす。

「アマテラスの暗号」アイデアは秀逸なのにとにかく文章が酷い!

読むに堪えなくって途中で捨てたもん。


ごめん!





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2025年11月18日火曜日

その時期にそれしといてよかったと思う

 ガキの時分から本を読むのが好きでその延長線上になるのか耳で聞くもの、落語はもちろんラジオドラマも大好きでございました。

もっとも今のように携帯でいつでもどこでも動画が見らるような時代ではなかったせいもあろうと思うと、逆にその環境ゆえ、きれいに言えば想像の翼が広がったとも言えるでしょう。

だからユーチューブでもその類のものをよく聞いており、中でも演劇集団「座」のチャンネルはあの超大作「新平家物語」を始め古典的名作(版権の関係もある?)を朗読劇にしてくれております。

これ無料で聞いていいの?ってくらい熱演であります。


新平家であたくし的にも上がり過ぎた熱を冷ますためしばらく見おらず、久しぶりに開いたら「怪人二十面相」やってるじゃないの!懐かしい!

SF少年文庫と共にあたくしの愛読書であった江戸川乱歩・少年探偵団シリーズ第一作であります。

改めて聞いてみると複数作品だと記憶していたものが一つのお話であったと知りました。

実業家羽柴家のダイヤモンド、仏像から始まり収集狂老人の絵画、国立美術館の国宝へと続く二十面相の鮮やかな怪盗ぶり。

明智事務所の留守を預かる小林少年の活躍、七つ道具と伝書鳩、明智小五郎帰国に始まる二十面相との駆け引き、小林君に憧れる少年探偵団の結成とラストに繋がる活躍。

もうね

始めて詠んだ少年時代の興奮が鮮やかによみがえりましたよ。

あたくし実際少年探偵団作りましたもん ( *´艸`)

これはやはりそういう時期にそういう風に脳みそが活動したおかげかと思うと、何でもかんでも画像で見られることが必ずしも幸せなのかって感じっすよね。


古い奴だとお思いでしょうが。







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2025年2月17日月曜日

読後感する・イニシエーションラブ

 毎度お話しするように湯船で温まりながら使い捨て?の古本を読むのが毎日の楽しみとなっておりまして、帰り道にある古市で三冊とか五冊とかまとめ買いして積読したものを順に読むんですがあえて順不同にしております。

当然自分の好みで買ったものなんですがそれぞれ好きの比重が違うためシャッフルしておいて、まああれっすよ、とんかつから先に食っちゃってキャベツ残らないようにするみたいな。

どの本を選ぶかなんですが好きな作家以外のものはタイトル見て気になったものを抜き出し、裏表紙の解説読んで決めるんであります。

で、今回の「イニシエーションラブ」ね。


積んどいた最後の一冊なので買った時のことはすっかり忘れており、読みだしてみるとなんだか普通の恋愛小説みたいだぞ?

どう考えても自分がこの手のものを選ぶとは思えず途中で急にホラーとかサスペンスに変わるのかと思ったけどそれも無く、だからってここで裏表紙見ちゃってネタバレするのもなんだしと最後まで読んだけど別にどったこともなく。

何だこりゃ?と、巻末の解説読んでああそういえばと裏表紙見てやっと思い出しました。

そうそう、最期の二行を読んだら絶対にもう一度読まなければならなくなる!ってやつ。

そこから深読みすることで確かにスリラーっぽくなりまして、なるほどうまく作ったなあと。

確かにもう一度それが書いてある箇所を探しちゃいましたもんね。


けど一番印象に残ったのが時代背景と若者の生活感でして、「男女七人夏物語」というドラマが流行っていた時代だからバブル前夜くらいでしょうか?

主人公が彼女の望みをかなえるべく免許を取り車を買い、クリスマスイブにはホテルのディナーとプレゼントという展開の間金の話が一切出てこない。

バイトしてる学生ですらその程度の暮らしが当たり前に出来てた時代ってことなんでありましょう。

まさかその後の日本がここまで凋落するとは書いてる作家も思いもよらぬことであったのかと、主人公の性格が変だぞといった作品の評価とは全く別のところで深くため息をついたことでございました。


イニシエーションってのは通過儀礼みたいな意味らしいけど、十年後の我が国を見てあの体たらくもここまで上がって来るための通過儀礼だったのかと思いたいもんであります。









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2025年2月14日金曜日

素朴な素読を勧める

 先日車で会社からの帰り道信号待ちで前に止まってたのが幼稚園の送迎バスでして、名前が書いてあるの見たら「バイリンガル幼稚園」と。

アホかっ!!

「思考は言語なり」という格言があります。あたしが作ったんだけど。

日本人のアイデンティティは当然日本語で形成されるものであり、それには幼児期からある程度人格が固まるまでの期間が重要でありましょう。

だから英語習うのは中学校からであったはずです。

それからだって出来る奴は出来るようになるし、あたしゃ出来なかったけどさ。


岡潔と小林秀雄の対談「人間の建設」という本があります。

数学者岡潔は史上何人しかいないという天才で、そのあまりにすさまじい業績故に個人ではなく数学者集団のグループ名ではないかと疑われたほどの方。

小林秀雄は言わずと知れた大評論家で、日本の誇る大知であるお二人がこの本の中で素読の重要性を語っておられます。

「子曰く」ってあれね。

小さい子には理屈よりまず型で覚えさせることが大切で、日本語のリズムや感性が身につけば自ずから理も通るであろうという。

これ読んで思い当たることがありまして。

シューベルトの「野ばら」を習った時詩の意味はさっぱり分からなかったけど頭柔らかいころだったのですっかり覚えちまいまして、今になってみればよく分かりますもんね。


 童は見たり野中の薔薇 清らに匂うその色愛でつ 飽かず眺む 紅匂う野中の薔薇


い~じゃないすか~!

英語もいいけどちゃんと日本語出来てからにしなさいね。






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2025年2月3日月曜日

読後感する・「土偶を読む」における宇津救命丸的思考

さほどの量ではないにしろ一応これまでの人生で活字を手放したことはないあたくしにとって、この本は間違いなくベスト3に入ると申せましょう。
知的興奮とはまさにこれであります。

人類学者である著者は神話の研究中、文字以前の人類の思考について考えるにあたり土偶を研究対象に選びます。
元々造形としての土偶ファンであり手元にレプリカを置くほどで、最初の発掘から130年の間絶え間ない論争を生みながら誰一人としてそれが何であるか特定するに至っていないという現実を踏まえながら。
ただし何らかの呪具であるという点においてはほぼ意見の一致を見ており、では何を表しているのかということになると百人百様の「俺の土偶」があると。
実はこの「俺の」という表現こそがこの謎解きの肝であり、それは極めて学術的な論考でありながら土偶はフィギアと言い切ったりフィールドワークを「縄文脳インストール作戦」と呼ぶ等、ある種現代の若者的な新しく軽やかな感性がこれまで語られたことのない文脈で土偶を読み解くことに至るからであります。

フレイザーの「金枝篇」によるところの大地の恵みに対する植物祭祀、日本では天皇陛下が行われる大乗際を頂点としながら古代においては対象となる呪具が見つかっていないことから、もしや土偶がそれにあたるのではという着想を抱いた筆者は縄文人も見たであろう風景と吹いていた風、吸っていた空気の中にヒントを見いだすべく山野へと分け入るんであります。これぞ縄文脳インストール作戦。

そしてその根本には狩猟採集で食物を得られた豊かな環境とはいいながら、またやがては自らの手によって原始的な栽培を始めていく中でも日々の糧を得るための、つまりは生き残ることの困難さは現代の比ではなかったであろう縄文人にとって自然はよりリアルでありシビアであり、だからこそ土偶はデフォルメされたイメージではなく写実的表現であるはずだという確信があったんであります。

ここからあたくしがこれまで読んできた縄文に関する書物とは一線を画す論考となりまして、上野の縄文展でハマって以来色々な本を読んだ中で常に感じていたのは学問的考察というにはあまりに情緒的な傾きが強く、甚だしくは縄文土器は月の光を集める器であったなんてのがありまして。
故永六輔さんも遮光土偶は夕日に向かって目を細める人物像だなんてんで。
それらは全て縄文人に対する思い入れの強さが彼らを夢見る世界のファンタジーとしてとらえたことに起因するものと思われ、あたくしはこれらをして「宇津救命丸的思考」と名付けたんであります。

昔やってたCMに「赤ちゃんも夢を見るのかしら?」ってのがあったじゃないすか。
ある程度に育つまでの赤ん坊なんざお乳飲むこととそれを出すことだけの存在であるにも関わらず、可愛さ愛おしさという、すなわち対象物に対する過度な感情移入がリアルな現実を見誤らせるという。
縄文人も夢を見るのかしら?みたいな。

夢見てんのはあんただよ!

そして場違いなある場所で著者は天啓を受けることになります。
それはバイト先であった神社の昼ご飯に祢宜の奥方が持ってきたあるもの、普段目にするそれは例えば切り身の鮭しか見たことのない子供があのまんまの姿で泳いでると思うように食物としての体裁を整えられており、それがなされる前の形こそまさしく縄文人も見たであろうリアルな土偶のモチーフであったのです!
現場百遍という言葉が示す通り野山をめぐってインストールされた縄文脳だからこそそこに気づいたんでありましょう。

ここから一気に謎解きは進みタイプの違う土偶ごとにその対象物を発見して行くことになるのですが、そこに至る描きかたが実に上手い!
それまでの過程を記述で引っ張ったあとに実際の写真との比較を見せる手法で、まさに百聞は一見に如かず!
驚くべきは同じモチーフを描いたいわゆるゆるキャラの中に土偶と酷似したものがあることで、三千年以上の時を経た現代人の目が先史時代のご先祖様と何ら変わっていないということであります。
ここで重要なのは見た目の類似というある種の偶然性を極力排除(もっと難しい言葉だったけど)するため、一万年に及ぶ縄文時代の気候的環境的様々な変遷の中でそれぞれの土偶が多く発掘される時期とモチーフが繁茂していた時期を比較することで、より根拠を確実なものにしていくアカデミックな視座であります。
マジ面白いんだってこの辺も。

でね

ここではあえてそれが何であるかは書きません。
口はばったいようですがこれは多少なりとも土偶について頭を悩ませたことのある人が、著者の労作を読むことでこそ知るべきだと思うから。
はっきり言ってネタばらしから入っても何のありがたみも無いからね。
偉そうにいうお前はどうなんだって? 写真載っけときますけどあたくしのパソコンのモニターの上には代表的なやつが乗っかってますよん。




大学を回っての発表の場で爆発的反響を得たほどにまさしく130年に及ぶ論争の決着はついたといえるでしょう。だってこれ見りゃ一目瞭然だもの~。
あたくしここで小林秀雄先生の「様々な意匠」言うところの「直感」もしくは「宿命」とはこれであったかと思い当たりまして。
あれ読んだ時はピント来なかったけどまさしくこれであろうと。

しかし最終章に至って著者が憂慮するのはどう考えても普通に見て分かるようなことになぜこんな長い間気づく人間が一人もいなかったかということで、そこにあまりに権威主義化したアカデミズムの硬直状況があり、現にこの研究結果に意見を求めた専門家といわれる人たちのほはぼ全員が黙殺し、あろうことか発表の邪魔をしようとする輩までいたという。
門外漢への白眼視もあったでしょうがだからといって筆者は膨大な基礎データの集積無くしてこの結果に至らなかったという意味で専門家への敬意は失っておりません。
にしてもですよ

イチローや大谷翔平みたいに誰もが知るところのスーパースタ=もいますが、活字離れのはなはだしい世の中ではめっきり影の薄くなった文壇(とはちょっと違うけど)にもすんごい奴はいます!
諸君~、竹蔵史人を記憶せよ!
まだまだ何かやらかすよ、この人。

いろいろ能書き垂れたけどどなたでも興味あったら是非読んでみてね!








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2024年5月8日水曜日

知と痴に浪費する

知識欲に駆られて結構いろいろな本を読んできましたが残念ながら大半は忘却の彼方、30代のスティーブン・J・グールド「ワンダフルライフ」あたりを記憶力の頂点としてあとは忘れた方が多いようで。
しかしながら現代はユーチューブという便利なもののおかげで活字を読む時間が無くとも移動中であろうと耳から入れることができ、大事なところを繰り返し聞くことで記憶の補填が出来るという。

ユーチューブではない有料コンテンツですが保守系の討論番組などで知った三橋貴明さんの主催する経営科学出版が好きで、お知らせメールが来るとつい見てしまいそこでまた動画によって誘導される講座の前宣伝が上手いんでありますよ。
当たり前と思っている事象の裏側をチラ見せしては引き込んでおき、これ以上知りたかったら本講座買ってちょうだい。
こんだけの濃い内容を自分で知ろうと思ったら高い金出して大学入り直すとか脳みそに大汗かいて膨大な資料の海で溺れるかしなけりゃならないところを、今回の先生がエキスだけを抽出してお届けするんですぜ。
経世済民のためとはいえ無料公開しないのは、結局金出してまで知りたいくらいの意欲がなけりゃ身に着かないからだぜ。
みたいな

で、特に酔っぱらってる時とかついついポチってしまうんでありますよ。
これまで「なぜ日本は世界最強のスペインに侵略されなかったのか?」を皮切りに「大東亜戦争の研究全八巻」「日本文明の研究」「日本人の起源」「SDGsの表と裏」「天才哲学者たちから学ぶ知性の研究」「大日本帝国選択の科学」「武器としての金融入門」「正論VS邪論の科学」「失敗の経営学 世界を席巻した日本の電機産業はいかにして凋落したのか」等々、主なものだけでもこんだけあるので間違いなく二十万円以上は使っております。
当然VIP会員になってるようで紙のお知らせも年中来ておりまして。

こう書きますと知識に金を惜しまない意識高い人みたいですがさにあらず。

同じく好きなのがおスケベ動画でありまして、これも有料コンテンツ会員として送られてくるメールに釣られてつい買っちゃったりして。
さすがにタイトル列挙できませんが30本以上あるんじゃないかな~?
知識欲に対しこっちのほうは痴色欲ってとこでしょうか。

だから貯金ないわけね ( ;∀;)

しかしあれっすよ、割引セールのメール見ると頭来ちゃってね。
人前でおパンツ脱いでるのに300円ってことがあるか!

どこに怒ってんだよ? "(-""-)"






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2023年10月5日木曜日

十月をスカしてみる

大人買いという表現は上手いこと言ったもんだと思います。
坊主たちが小さいころ駄菓子屋に連れて行き、あの頃自分の懐具合では出来なかったような買い物をした時には何やら借りを返したような気持になったもんです。
少年時代夢中になって読んだ本を大人になって読み返すのもまたいいもんでありますな。

ケストナーの「エミールと探偵たち」もそんな一冊で、これも坊主たちを寝かしつける時読み聞かせしてやったもんで。
ベルリンにお使いで出かけた少年エミールが汽車の中で転寝した隙に盗まれたお金を取り戻すため知らない街の子供たちに助けられながら犯人を追い詰めるという、男の子なら一度はやってみたい冒険譚の名作でありました。

とはいえ今どき?感は否めずおそらく翻訳も昔のままなので例えばエミールが母親を気取って呼ぶ時の「ティッシュバインの奥さん」というのはまあ「ミセス・ティッシュバイン」ってとこなんでしょう。ドイツ語だとどう言うのか分かんないけど。
そういや同様にして読み返したスタンリィ・エリンの「特別料理」の中には「生一本のウィスキー」という一節があり、こりゃ今でいうシングルモルトウィスキーなんろうと思いついて一人笑いに笑ったことがありました。

時折しも十月。ようやく涼しくなり読書向きな秋でございます。
ブラッドベリの「十月は黄昏の国」また読み返してみようかしらん。
と

なにやらスカした話になってしまいました ( ;∀;)






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2021年12月9日木曜日

二日続けて表紙を撮る

 初めにお断りしますがあたくし中国と中国人がどうのこうのいうのではなく、中国共産党がどうのというのであります。


左の本はかつて内蒙古から始まって吹き荒れた文化大革命の惨禍を、右は現在進行中のウィグル人に対する暴虐を書いたものです。

頭でっかちの浅知恵で展開された大躍進政策と、御大層な理想を掲げながらその実単なる毛沢東の権力闘争であった文化大革命を通じて失われた人命は実に一億に上るという、日本だったらほぼ絶滅という極めて恐ろしい数字であります。

清朝崩壊に伴い万里の長城から外に進出した漢民族による中国共産党の侵略は地続きの内蒙古、チベット、更に東トルキスタンへと延び、先々で分断と暴力と虐殺の恐怖を生み出しているのであります。

その残虐性は日本人の感性では到底理解できないレベルであり、でっち上げられた大嘘の南京大虐殺が彼らの起こした通州事件そのもののやり口であったことを思えば中身もおおよそ知れようという。

科学技術を飛躍的に伸ばした現在ではより巧妙で絶対的な管理方法で、奴隷労働や臓器移植の元として強制収容所に捕らえた百万人以上のウィグル人を管理しているのであります。

その行き着く先はエスニック・クレンジングというとなんかカッコよく聞こえますがこりゃ民族浄化で、一つの民族を文化生命両面で根絶やしにしてしまうことです。


かつて世界をだまくらかしてベルリンオリンピックを成功させ、その勢いを駆るようにヨーロッパを蹂躙したナチスドイツの轍を北京でまた踏もうというのでしょうか?

自由主義陣営が次々ボイコットを表明する中にあって、歴史上はじめて人種平等をうたい有色人種として白人の世界侵略に唯一立ち向かった日本が、一見滅んだように見えながらそれでもなおまだ矜持を持っているのか?

日本人が問われております。




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2021年12月8日水曜日

今日の日を選びちょっとだけ書く

「ニイタカヤマノボレヒトフタマルハチ」

今日はちょうど八十年前真珠湾攻撃によりアメリカとの戦端を開き、大東亜戦争に突入した日であります。
どういうわけか終戦の日のように大きく報じるメディアはあまりありませんで。

開明的で進歩的、平和派の海軍の反対を押し切り、頑迷固陋な陸軍の暴走によって勝ち目のない戦争を始めてしまった。
と、戦後教育では教えられてきましたし、あたくしも大方その辺だろうと思っておりました。
んが

この本を読んでそれが全く間違っていたことを知りました。
まさに驚天動地!

著者の林氏は最近急速に露出の増えた研究者で、雌伏期間には国会図書館はじめ各地大学の研究室などを回り徹底して一次資料を集めた方ですので思い込みや予断無しの言葉には大きな説得力があります。
当時日本の最高頭脳を集めた帝国陸軍戦争経済研究班、通称秋丸機関の研究内容を明らかにしたこの本によれば否戦いずれかは詳細にして冷徹な彼我の国力判断にかかっており、その材料となった分析は全て数式によるもので従来言われていたような軍の思い上がりも傲慢もありませんでした。
戦闘力は移動距離の二乗に反比例するによって当初アメリカには手を出さず、資源を確保しつつ東南アジアからインドを経てひたすら西進し英国本土の疲弊を待ち短期戦で一旦講和すべし。
詳細を書くときりがないのでやめますが、勝算はあったのです!

実はそれを壊したのが海軍の真珠湾奇襲と南方進出で、英雄とされる山本五十六の問題にも筆者の筆は及んでおります。

あたくし思ってることそのまま書くと大炎上しそう(それほど読んでる方多くないっすけど)なので控えますが、やっぱ戦争は勝たにゃいかんのです。




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