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2016年5月18日水曜日

傷心の小心を想う

沢木耕太郎の「敗れざる者たち」、あたら並外れた素質に恵まれながら道半ばにして消えていったスポーツ選手達を描いた名著です。世に数多くの才能が花開くことなく枯れてしまう一方で綺羅星となって輝くほんの一握りの者たち。努力できることも才能の一つと言われますがおそらく運も才能のうちに入るんでしょうね。

先日講演会でかつて女三四郎と呼ばれた柔道の山口香さんから、主に指導者としての話を聞きました。数多くの教え子の中でも頂点を極める選手に例外なく見られる特徴に、ある意味での小心さというものがあるそうです。その心理ゆえにどんな状況や相手であっても対応できるよう万全の準備をするんだそうで、苦手を無くすから自然くじ運なども良いように見えるという。

しかしその小心が悪い方に働く場合、例えば現役を離れた後の傷心に小心が作用した場合あんなことになっちまうのかもしれません。あたくしも傷心中ですけど酒さえあればいいけどなあ (^_^;)
いわば公人から個人に戻った時の弱さは、それでも選手時代イカつい風貌に反して時折見せた涙が大男の純情として好感を呼んだように同情を持って見ることもできます。無論反社会的行為は許されるもんじゃないっスけどね。
一度だけで立ち直って今度こそ野球少年少女への良い方のお手本になってほしいもんです。どうしてだかクスリは再犯が多いんけどね、そんなバカは絶対ダメよん!

しかしあれだね。逆に個人から公人になった時舞い上がって勘違いしちゃうのは、こりゃもう最低みっともないね!学者でいた時言ってたことと今やってることがまるっきり違うじゃん。しかも金の使い方がセコいっ!
久々似ている川流です。

 薬物に どうして戻す バカと知り と ヤフオクに 公費で落とす バカ都知事

は似ている。






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