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2014年1月21日火曜日

代車に代書を思う

大晦日に車ぶつけられまして、ようやく修理という事になり代車に乗っております。いろんな車運転するのが楽しいうちはまだ若いんだと勝手な解釈しつつ(^◇^)ステップワゴン、乗りやすいです。
代車と言えば当然代書となる訳ですが、今や絶滅危惧種ですね。
コンピューター化される以前は、免許の取得や書き換え等の諸手続きに代書屋さんの存在が欠かせませんでして、免許証センターの近くに軒を並べていたもんです。あの人達どこに行っちゃったんでしょうか?世の流れとはいえ、諸行無常ですな。

落語にも「代書屋」という噺があります。準新作なのかな?昭和初期くらいの時代設定と思われます。
就職しようと履歴書の代書を頼みに来たある男。各項目を埋めていくのに、いちいちとんちんかんな受け答えをしてはその度一行抹消。しまいに履歴書が真っ黒になってしまうという、演者によっては抱腹絶倒、大好きな噺であります。
「地獄百景・亡者の戯れ」もそうですが、中にちりばめるギャグが演者によって大分違う噺があります。この噺もそうで、噺家の個性がいろいろ出るのは、ジャズのアドリブのようで聞きどころになります。
特に好きな下りがありまして、上方ですが。

代書屋「それでは生年月日を言ってください」
   男「生年月日!」
   

   代「いやいや、生年月日」
   男「生年月日っ!」 
   

   代「生年月日を言ってどないしまんのやあんた!あんたの生まれた日の事でんがな!」
   男「う~ん・・何も憶えてないんですけど・・?」
 

 儲かった 日も代書屋の 同じ顔

おあとがよろしいようで。


権太楼は江戸前よん

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