旅に出たい

八月も油蝉から日暮し、つくつくぼうしの声に移り、夕暮れ時を境に蝉時雨からすだく虫の音へと入れ替わる今日この頃。朝夕の涼やかな空気は既に夏の物ではありません。秋が来るんですね・・
雪解けの増水から水恋しい暑熱の夏の峠をどうにか乗り越えてきた僕ですが、大好きな季節を前に心が揺れています。
何だよこりゃ？恋文の書き出しか？
秋はヤバいっすよ～。小学生なのに牧水の「酒と旅の歌人」というキャッチフレーズに憧れてたような子供だった僕は、この時期から空が青いとどっか行きたくって堪んなくなるんです。半ズボンで土手道を自転車こぎながら夕日見て泣いたっけなぁ。芭蕉じゃないけどそぞろ神々のものに憑きて心狂わせって感じ？
カヤックだけならまだ我慢できても旅となるとなぁ・・あ～旅に出たいっ！でも行けないし・・何が言いたいんだ？
すいません、ニッキーじゃなくボヤッキーでしたね。

今日のギセンです

　み仏の　大悲説きます師の君の　眼鏡のおくに　うるむまなざし