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2016年6月6日月曜日

種を蒔く人を知る

関東も梅雨入りしてしまいました。最近看板に水性マジックでオススメ品を書いてはニッコーの周りに立てており、通りすがりに見かけた人が肉を買いに寄ってくれるようになったのに雨降っちゃうと文字が解けて流れてしまいます。二枚あるから書くのに結構時間がかかるし、今年の梅雨は例年以上に鬱陶しいことになりそうであります。

理事長問題などでとかく風当たりの強い某公共放送ですがスペシャルに関しては、スポンサーの意向や収支に縛られる民放の人間からすると思わず唸るようなすごいのを時々放送しますよね。
昨夜の北朝鮮から流出した極秘文書も見ごたえありました。
軍の中枢にいる何者かが持ち出して金に換えたUSBに書かれていた内部文書で、これまで推測でしか語れなかったその内幕が詳細に記録されていたというもの。
そこからは三代目の時代になって急速に深刻さを増し始めた国と軍への忠誠心の揺らぎと腐敗が浮かび上がってきます。背景にあるのはやはり食糧事情に代表される生活レベルの低さのようで、武器弾薬の横流しは日常茶飯事。将校服や階級章ですら売りに出そうかという。こうしたモラルハザードがやがて反乱へと向かった例は古来数え切れないほどあったのでしょう。
これに対するトップの焦燥は十万単位の兵士一人一人の査定表を作成させる形で表れ、要は密告による恐怖政治と粛清で力によって内部崩壊を抑えようとするお約束の方法。
最近やたらドンパチ打ち上げてるのもこうした問題を内に抱えているからなんですね~。あれ一個にかかる金で何人食えるんだよ?ってとこに向いた方が、よっぽど人心掌握できると思うんだけどなあ。

一番印象的だったのは食物を得るために全員になされた通達「各人一人一人が豆を植えよ!三人に一頭ずつ山羊を飼えっ!」ってやつ。
おふくろが子供の頃は戦争中で、ある日学校から一人一人に菜の花の種が配られたそうです。花が咲いて実がなったら菜種油絞って飛行機飛ばすからってんで、それ聞いた時子どもながらこの戦争は負けるだろうと思ったそうです。
番組内北で現場の兵士だった人によると、実際には食べる豆も無いので当然蒔く豆も無かったと。

すぐお隣の半島で今この瞬間本当にこんなことが起きてるんですね、恐ろしや恐ろしや (*_*;








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