かつてスナックや居酒屋といった夜の空間に流れる演歌がまさに有線放送でしたが、それだけでなく有線放送的な世界というのもありますな。それは時に色物だったり、まつわる物語だったりします。
「全く無名の地方歌手の曲が、有線から火が付きメジャーでミリオンセラー!」みたいな話みんな好きだよね。そこから感じるのは例えば大衆演劇のように、やぼったくはあるけどコアなファンが支える世界観じゃないでしょうか?
そして最近ある人物を知ったんであります。それがレーモンド松屋!知ってる?
あたしゃ演歌とは縁がありませんけど、ラジオから流れてきたこの曲を聞いた時なかなか魅かれるメロディーだと思いました。ややポップなテイストもあったりして、また独特の発声なんですわ。その後ビジュアルに接した時は結構歳いってるなあと。それもそのはず還暦過ぎ!なんでも若い頃は売れないバンドやっててその後普通に会社員。愛媛で音楽活動続けるうち、50過ぎて突如ブレイクしたというまさに前述の有線放送的世界の住人なんであります。
んで動画で見たらさあ、スタイルはクラプトンから柳ジョージの系譜に連なるヴォーカルギター?イントロからギターソロが入るんだけどいたって単純なリフ。どことなくマヌケなこのジャケットと相まって、なんつ~んでしょう、カッコいいんだか悪いんだかよく分からんっ!
また詩がね。ご自身の年齢を写した熟年な愛って感じ。更に最初のメジャーヒットという「安芸灘の風」つ~曲とコード進行メロディーラインとも酷似してまして、なんつ~んでしょうかあああ~!!
ではお聞きください。
あたくしはっきりと悟りましたのさ。この人こそ有線放送的世界の体現者なんだと!
一回では語りきれんぞ!次回に続くうううう~!!
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