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2013年12月9日月曜日

便所で泣く

時々書きますが、本が好きなんであります。
トイレと風呂と普段読みと、大体三冊を並行して読んでいます。トイレでは比較的新しいもの、風呂は濡れてもいい文庫本の古本、普段読みは売れ線。もっとも売れ線は高いので怠りがちではありますが。
この間までは、めったに読書しない南部が感動したという、さだまさしの「風に立つライオン」をトイレ読み。特に震災直後の石巻を舞台にした後半は、読むたびに泣いてしまい、痔が痛いのではないかと家族に心配かけてしまいました(笑)
その後読み始めて現在前半半ばにさしかかっているのが、池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」。今や言わずと知れた半沢直樹の原作者の作品です。それでというのではなくて、アマゾンのこれも好きかも?にあったので何となく買ってみました。
トラックのタイヤが外れるという死亡事故に始まる、財閥系大企業のリコール隠しと、メインバンクである系列銀行に翻弄される、中小運送会社の二代目社長の苦闘を描いた作品で、傲岸な大企業の体質や手のひらを返す金融機関の非情さなど、ここでも半沢世界が縦横に展開されています。
今日昼に読んだ場面は、融資を断られて絶望に陥った主人公を先代から仕えている専務が諭すところでした。幾度もあった倒産の危機を乗り越えてきた父を、間近で見て来た男の言葉の重さに、読んでる僕も勇気づけられ、またまた号泣してしまいました。なんせうちもず~っと胸突き八丁で苦しくってしょうがないんですもの~(T_T) 呑気に見えるだろうけどさ。
やっぱ人の値打ちは経験値ですよね~。
このシーンを映画にするなら、是非平泉成さんに演じて欲しいわぁ!はまるだろ~な~!


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