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2013年12月20日金曜日

おでんを語る

昨日今日と実に寒いですね~!現場に立ってると深々と冷えます。暮れの追い込みで、早朝から深夜まで立ちっぱなしになると特に辛いんです。

こんな日はやっぱおでんですよね。僕が一番好きな具は、何つってもはんぺんっ!知ったこっちゃないでしょうが。具で言えば、牛スジ入れるようになったのって最近の事ですよね?もともと関西から来たんじゃないかな?スジと言いつつアキレス腱使うお店も多いようです。

ご存知の向きも多いでしょうが、おでんってのは元々田楽と言って、豆腐に味噌塗って焼いた物だったようです。落語の「味噌蔵」では、この匂いが旦那の鼻に入り「いけないっ!味噌蔵に火が入った!」と下げていますから、江戸の頃の事なんでしょう。
その後煮込みのおでんも出てきて、やはり落語「お若伊之助」で、門弟が棟梁の挨拶を聞き間違える場面で使われています。
「あっしゃあ、に組の初五郎ってもんでござんすが、先生からのお招ぎとうかがいやして、取るものも取りあえず参えったような訳で」
「ん?さようか?」「先生、煮込みのおでんやが参りました。ねぎまととろろもできると申しておりますが?」 なんてんで。

やがて西に伝わると、これを「関東炊き」と称しまして。京都大学のそばに店が出来た時、「カント炊き」の看板を見た学生が「て・・哲学的な店やっ!」と驚いたなんて話があります。更に「関西風関東炊き」の店なんて、訳の分からないものまであったとか。これも全部落語の枕にある話。してみると、スジが関西から伝わるなんてのは逆輸入ってとこでしょうか。

スジでおでんというと、僕なんぞは「毒婦高橋お伝」を思い浮かべてしまいます。そのスジじゃないけど(笑)今時誰も知らないような話ですが、検索するとちゃんと出てますからご興味ありましたらどうぞ。ま、おでんはおでんでも、彼女の場合煮込みじゃなくて寝込みだった訳ですが(^_^;)

このところろくなオチも無くてすいません。疲れてて頭働かないんすよぉ~(涙)

 

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