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2015年2月16日月曜日

あのハリウッドスターで映画化する・エルフBCツアー第二弾

昨日日曜はエルフBC第二弾ということで、毎度おなじみの福島に行ってきました。
ベテランわたっとがガイドしてくれるというので安心してましたが、風邪で急きょダウン!例によってエルフのお二人のみ参加というお寂しいことになりまして、きっとあいつパンツはかないで寝たんだろうという結論に達しました。
あたくし才谷屋は二回目ですが、相棒OWLは七回?程やってまして、奴が最初に登った山だというから初心者二人でも大丈夫?もっきーによると人気のあるコースなので、沢山人もいるだろうから心配ないとか。
前回リング極小のゲレンデ用ストックがズブズブもぐってしまい苦労したので、今回の山行に先立ち、それなりのを買っとけと言われてたことを前日になって気づきましたが仕事中。メールで奴に頼んで買っといてもらいました。「女の子と飲む時間はあってもストック買う暇はね~ってのかよっ!」とか嫌味を言われたので、義理堅いあたしは一万の価格に対し三万円あげました。思い当たることは無かったんだけどさ(^o^)


グランデコスキーリゾートに着く直前になって青空が広がり、白銀の世界をまぶしい日が照らし出しました。こないだはホワイトアウトで何も見えなかったけど、こりゃあ美しい世界が見られそうだあ~!コンビニでの買い物ももどかしく現場入りしたら、はい、おめでとう!すっかり暗くなっておりました。テンションだだ下がりい~(ー_ー)
最近の流行とともに事故も増え、無謀なコースアウトが批判を呼んでるBCだけに、きっちり登山計画書を提出。さすが会長!



ゴンドラとリフトを乗り継いでゲレンデ最高地点まで1520円ほど。BCの良さは、高い一日券とか使わないところにもありますな。50過ぎてるから割引ありだけどさ。
箱の中で他のスキーヤーの話を聞きますと、昨日から2m以上積もったらしく、フカフカの新雪が期待できそうだってんで再びテンションあげあげに。
そこからシール装着して西大戴山1982m程のピークを目指すんですが、手すりとかあって公園風だった前回と違い、思いっきり何も無い山!だ、大丈夫なのか?人なんざ誰もいないじゃん!(^_^.)OWLのGPSが頼りです。けどちょっと行ったらトレースがありました。スノーシューのようです。これ辿って行けば安心ね。



初回フラフラのヒイヒイで岳彦の名に恥じたあたしでしたが、この日はなんだかいい調子!半壊の重たいママチャリ三回だけ漕いだトレーニングの成果?いや、違います、ストックですっ!名門ブラックダイヤモンド製の伸縮式のこいつが、がっちり雪をつかんで支えになってくれるので、前回と比較にならないほど足への負担が少ない。深さによって長さを変えられるのもバランス良く、やっぱ道具ってのは大切なんだなあと。まったく追いつかなかったOWLの後ろを楽々辿れました。
ま、それだけじゃなかった訳は先行を交代してわかりました。行くほどに新たに積もる雪に埋もれるトレースは、ラッセルが必要でこれがしんどい!踏み跡があってさえこれなんだから、先行グループは苦労したろうなあと、加藤文太郎伝に出てきたラッセル泥棒という言葉が実感されたんであります。そして加藤に憧れるあたしは、彼が行動食として食べながら歩いたというナッツを買い、食べ食べ登ったんです。すぐに熱量に変換されるため疲労防止にいいんだって。


高度を上げるにつれ、猛烈に積もった雪をのせて奇怪な姿を見せる木々の数が減ってくると、やがて樹氷が現れます。初めて見たあ~!





そりゃいいんですが先に登ってて稜線に出たら、足がすくんで立ち往生。そういや高いとこ苦手だったんだああ~!相棒に代わってもらいキックターンでトレースつけてもらってようやく切り抜けました。あ~怖かった。
そのすぐ上が偽ピーク(一応1900m)ここでようやく先行グループと会いましたが、そこから上はホワイトアウトしていて危険だとのこと。若干陰になってはいますがここだって相当な強風!リュックに着けたペットボトルが凍ってお茶が飲めません。飯も食えないので例のナッツを分け合って食べ、引き返すとの会長判断。おおっ!こりゃナッツリターンじゃん!ラッセルに苦労したからラッセル・クロウ主演だね。なんじゃそりゃ?いや~シール外すのも一苦労ですわ。





そこから滑り始めましたが、膝上のパウダーな新雪を縫って走る気持ち良さ!わ~お、これがファットスキーの実力?気持ちいい~!・・・ってのは最初に3ターンくらい。ホワイトアウトで方向を間違ったようで稜線を離れてしまい、そこからは修正のため延々等高線をキープするようにトラバースしていきました。さっき別れたグループも同様と見え、再会後は我々の後から来ます。ラッセルの恩返しってやつ?OWLと交代しながらですが、これがキツいのなんの!うっかり前傾で踏み込むと、スキーの先を蹴り出すのにも五回六回とかかります。下り斜面を横目に、これを延々繰り返す。あ~下りてえ~(T_T)

こんな時でも負けん気の会長。秘宝館的オブジェに勝負を挑みます「俺の方がデカい!」

しかし道具にも支えられ、何とか登りのトレースまで戻ることができたんであります。予定に遅れること二時間ほど。
取り付きまで滑り戻った時には、強風のためゲレンデはクローズ。薄暗くなった無人の野で、若者達と健闘を称えあって別れたんであります。



セコなゴーグルしてったんで凍りついて全く役に立たず、そこからのゲレンデ滑走は飛雪が目に入って痛いやら、白くって見えないやらでやけに長く感じました。

受付に無事な下山を報告して帰路へ。モッキーの酒「風が吹く」ゲットする予定はタイムアウトで諦め、会津名物のカツ丼くって無事帰宅しました。

今回も悪天候で大変でしたが、まだ人並みに歩けることが確認できたし、何と言っても人跡の絶えた雪山の静けさと美しさは格別です。また深雪に一歩ハマったって感じ。更にここだけの話ですがお客さん!次回は白い雪が桃色に染まるかもなんですわあ~~!!お楽しみにっ!

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