四国八十八か所のお遍路が、リタイヤした中高年から自分探しの若者まで相変わらず様々な年齢層に人気だそうです。昔ながらの徒歩でも今風に車やバスツアーでも、更には部分部分でぶった切って回っても一年のうちに完結すればご利益に変わりはないってんで、お遍路というちょい重い語感の割にはユルい縛りも人気の源なのかもしれません。普通の人が千日回峰なんか出来ませんもんね(佐賀弁)
そして閏年の今年は逆打ちってのがあるらしく盛り上がってるとかで通常の順番と逆回りすると必ず弘法大師様に会えるってんですが、こういうのって四万六千日詣りみたくちょぴっとズルい感じの抜け穴的な感じしますよね。
しかしですよ。あたくし逆打ちと聞いてビビりまして、それは板東眞砂子の小説「死国」に死者を蘇らせる禁断の行として登場するからなんであります。
この人のホラーは出身地四国の影響を強く受けた土着的な風俗を盛り込んだ作風で、方言の効果的な使い方は大分後輩だけど岩井志摩子と双璧だと思います。ぼっけえきょうてえ!
この作品は都会から故郷に戻った若く美しい女性が昔死んで逆打ちにより甦った同級生の少女と、当時取り合った少年で今は逞しい若者に成長した男をまた奪い合うというなんつ~か羨ましいような恐怖小説でして。
失われしものが戻るという逆打ちね。い・・行こうかな? (^_^;)
では唐突ですが今日の一曲。花が散りまして風の名曲「ささやかなこの人生」
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