残月の東北道を北へ。君も見てるかなぁ?なんていつものように思いつつ、っつ~か寝てんだろっ!交通情報ネット検索しましたがどうも入りが悪い。「高速走りながらだと電波がついてこられないからだよ」というOWLの説明で納得しました。
車は多いものの通い慣れた道を快調に走りましたが、磐越道に入る頃から猛吹雪に。天候によってカヤックかスキーか決める事になってましたが、ホワイトアウトに近い状態でテンションダウンスキー場の駐車場でモッキー待ちつつ、温泉行って飲んで寝ちまおうか?なんて相談。ところが彼から電話が入って話すうちにOWLの顔がパッと輝きました。「天気悪いからどっちもやめてワカサギ釣り行こうかってよ!揚げて食えるらしいぜ!」おぉっ、そりゃグッドアイデア!一度やってみたかったんだ~。
現金なもんでさっきまでのグダグダはどこへやら、声揃えて歌なんぞ歌いながら桧原湖に向かいました。
今回使ったのはゴールドハウス目黒。氷結した湖上に建てた小屋の中でぬくぬく釣りが出来て、そこまでモービル送迎もしてくれます。プレイの後は獲物の唐揚げサービスも!モービルに引かれた箱橇に乗っての移動の最中も吹きっ曝しの湖面上はもの凄い吹雪。黒沢明の名画「デルス・ウザーラ」の一場面の様です。
でも一旦小屋に入ればストーブであったか。ビールで乾杯して釣り始めましたが何とも贅沢な遊びです。
センターハウスに戻り唐揚げにしてもらったのを食べたら、こいつがまたバカ美味!何でも桧原湖のワカサギは味が良い事では群を抜いてるそうで、東京あたりじゃ一匹100円の値が付く事もあるそうです。
地元のモッキーも初体験だったそうで、何回か通ったら自分で小屋作ってみようかなんて。そしたらおこた入れて釣って飲んで揚げて泊まろうとか盛り上がりまして、来シーズンからの新しいお楽しみが出来ました。
唸りをあげて吹きつのる風と目も開けられない降雪の中、おっかなびっくり喜多方の町へ下り温泉に。駐車場の隅にキャンプサイトを設営する頃幸いにも風が止み、手慣れた順序でサッサとテント張り、火起こしと済ませ風呂へ。
ホッコリしたところでいよいよ変態雪中キャンプの始まりです!さとうみ羊、パンチェッタ、熟成ステーキ、壺漬リブ。会津の郷土料理山椒鰊もまた結構!
飲んで食って話に花も咲き、降りしきる雪の中、それだからこその実に愉快な夜を過ごしたんであります。
一夜明けまして。小降りになった雪の中これまた手慣れてトットと撤収。お楽しみの朝ラ―食べに町中へ向かいました。
今では全国区の喜多方ラーメンですが地元では朝七時から開いてる店も多く、昔から変わらず地元の人々に愛されてきたそうです。モッキーが案内してくれたのは坂内と並び称せられる名店まこと食堂。普通の家が普通にラーメン屋やってまして。
何と朝と昼以降では味を変えてると言う気の使い様、さっぱりな朝味チャーシューメン。喜多方ラーメンは醤油強めですがこれはマイルド、美味過ぎ~ 坂内とハシゴなんて冗談めかしましたがマジ入ってました実は。
前日とは打って変わって晴れ間ものぞく中猪苗代ミネロスキー場。結構な賑わいです。OWLはモッキーのファットスキー借りてサイドカントリーの稽古。四時間券買おうとふと気づくと、五十歳以上五百円引きのシニア券がありました。う~む、嬉しいような寂しいような・・ま、お得でよしって事で。
高度を上げると猪苗代湖が一望できる絶好のロケーション!腕自慢の二人の後を追って滑るのはなかなか大変でしたが、まあまあイケてたかな?
ゲレンデに飽きると、ルート教わりながらパトロールヤッケのモッキーは入れない樹林コースへ。これが面白い!樹間を縫って新雪の上を飛ぶっ!残るのは己の描いたシュプールのみ。やや重めの雪でさ程後傾にならなくても沈まないので僕のノーマルな板でも快適でした。こりゃあハマるぜ。
ラスト二本は停止中のリフトの下に奇跡の様に残った処女雪を蹴散らして雄叫びとともに疾走しました。堪らんなぁ~!
何だかんだで四時間一度の休憩も無く滑り倒したんであります。シニアって素敵
遅めの昼食はやはりお蕎麦!モッキーのパトロール時代の旧友が始めたという「悠ゆ亭」は本来はご両親の宿で、息子さんの彼が帰られて趣味の蕎麦のみでも出すようになったとか。外観も調度も小物も洒落た居心地いい空間でした。
まだ慣れぬ事とて時間はかかりましたが、こだわり抜いた蕎麦は本寸法!おまけの蕎麦サシとも実に実に美味でした。これ850円で出してちゃダメだよぉ~、安くて美味くて行列できちゃうよすぐにぃ
とはいえ会津地方では未だ放射能の残留で山菜もキノコも使えないという話には改めてその筋への怒りが再燃しました。やっぱ応援していくしかね~だろっ、見てろよ原子力村っふざけんなっ
食後硬い握手で再会を約しモッキーとお別れ、帰路につきました。
こうしてとても一泊二日とは思えぬ濃い内容のツアーは終了したんであります。今回の旅で改めて感じたのは、天候や状況によって遊び方を変えていけるスタイルがエルフ流という事。もちろん引き出しの多いモッキーの存在があればこそですが、彼とも共通の、例えばカヤックは旅のツールという考え方の様に、そのものが目的なのではなくそれを使って何をするかなんです。
もちろんこれまでそれぞれの事に対して上達しようと夢中になった時期はありましたが、手段と目的がはっきりして来たっつ~感じ?
冬ならサイドカントリースキーや小屋建てのワカサギ釣りなんかも欠かせぬアイテムになりそうです。新たな地平が広がって来たな~!キテるキテる!
モッキー今回も何から何まで世話になった、ホントにありがとうっ!
でな、おめ~をエルフ東北支部長に任命するぜっ、よろしくっ!
えっ?嫌だ?・・ぐみんなたい
見られない方
http://animoto.com/play/Au1t0PIfiTiY2kzk9zEh7w?from=bt&utm_nooverride=1#
とか大騒ぎしてますが、春から家事があるので遊んでられるか?って話よね・・
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