繰り返し書いてますが奴の生徒達が、支援活動する奴の姿に触発され行ってきた被災地への応援に対するお礼として、育美ちゃん自ら申し出てくれたものです。
見に行くについてOWLからあらかじめ釘を刺されていた事がいくつか。
①あくまでも生徒と保護者対象につき、会場で会っても友達ぶって馴れ馴れしくしない。②いつものように目立とうとして奇矯な振舞いはしない。③一般的な服装を心がける④登壇して歌わない等々
確かにこんななりしてますから心配するのは分かりますがね。
プールカヤックで何度も来た学校ですが電車では初めて。開演三十分前に体育館に入るといきなり走り回るOWLの姿が。写真を使う手順が手間取ってるようです。
それでなくても事前の調整に苦心惨憺した奴の話しを聞いていたので、ここに至っても焦りまくる姿にちょいとジンときちまいました。 映画のテーマソングに抜擢されるなど、メジャーへの階段を登り始めた育美ちゃんにとって今が一番大事な時なんでしょう。それゆえマネージャーさんとしては如何に彼女の旗を高く掲げるかが最重要課題で、気さくにどこへでも行く本人の気持ちとは裏腹な部分も多く、例えばマイクの音質やピアノの調律といった事にまで妥協できない部分をすり合わせる苦労を聞いていましたから。しかも一番重要ななのは生徒達の態度でしょ?ヤンチャで子供っぽい故に、せっかく遠路来てくれた彼女に不愉快な思いをさせないか心配でねぇ、人事ながら。
案の定着席までは相当ワサワサしてましたがやがて落ち着きまして、ここで生徒司会に続いてOWLからプロフィール紹介。
やがて始まったステージ。時に緩みがちにもなる子供達の集中力を繋ぎとめたのは、圧倒的な歌唱力と語られる事実の持つ重さでした。自身撮影した被災直後の気仙沼の姿をスライドで紹介し、そのとき感じた事などをまっすぐに語られました。
横で見ていても時に息を呑んで聞き入る様子が伝わってきました。子供達は改めて自分たちが関わっていることの意味を強く心に刻み込んだと思います。
一時間ほどのステージが無事終了し、育美ちゃん退場。「今日は飲むぞ!」と耳打ちしたOWLとこっそりがっちり握手。でも目立たないようにしてたつもりでも子供って見てんだよね。以下奴と子供達の会話と僕のモノローグ。
「先生あの人誰?」「ん?・・俺の友達」(そうそう)
「えっ?同い年?」「そうだよ」「でも頭ツルツルだよ!」(馬鹿野郎!剃ってんだよ!禿げてないとは言わないけど・・)
「シッ、あいつこれモンだぞ!(頬に傷のヤク○サイン)」(アホカお前っ)
「えっ、でもあの人メッチャ泣いてたよ~」(げっ!しっかり見られてたぁ~)
仕事に戻って八時過ぎに終了。遅い時間でしたが上板でOWLの慰労会。どうしても飲みたい奴の気持ちがよく分かりましたから。様々な折衝から当日のドタバタまで、日々の激務の間によくこなしたもんです。それでも「あいつら決める時は決めるんだよ」と誇らしげに語る様子に、こいつホントに子供が好きで信じてるんだなぁ、だからみんなついてくるんだなぁ、なんてね。お前は偉いっ!
それにしても不思議なご縁からご縁が結ばれて、目に見える形で子供達に何かを残せたことは至福の限りです。みなさ~ん!ありがと~!
そして飲んだくれて帰りましたが、四時半の早朝便送り出して午前中目一杯仕事したのよ。あたしも偉いっ!日曜反原発集会行こうぜぃ!
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