確か大岡越前?の昔見たドラマにこんなのがありました。
義賊として名をはせた男が処刑される前夜、彼に憧れる少年が盗賊などにならないために従容としてではなく見苦しい死にざまを見せて幻滅させてやって欲しいとお奉行が頼むわけです。
一旦は断った男でしたが最後は泣き叫んで命乞いをし、堕ちたヒーローを見た少年は誤った道に進まずに済んだという。
名を惜しむ大盗が一人の少年のために文字通り身を捨て、名誉よりも道義を取った山本周五郎好みの泣けるお話でした。
一方そんなこたあまるで関係なく保身に汲々として流れのままに身を処し、道義も名誉もあったもんじゃないといううすらみっともない人たちもおりまして、例えば気に入らない女性上司がやってくるってんで赴任の挨拶を受けても握手も低頭も突っぱねといて、上司の人気が高いと見るや打って変わってヘコヘコすり寄りだすなんての。誰とは言わないけどさ、ケッ!
人間何がみっともないといって、ヒーロー気取りで権威に歯向かってつっぱらかって見せときながら、それが思っていたより強固と知った途端腰砕けになっちまうほどカッコ悪いことはありません。
以前わいせつ問題で傲然と権力の干渉に抗す姿勢を取りながら、その後手のひら返しに謝罪会見しちゃった某写真家とかいましたわな。やれやれ。
でもどうでしょう?あからさまに対抗するより無視してしまう事で、それがどれほど大きな権威あるものでも歯牙にもかけていないというありかたを示すってのが一番カッコいいと思いませんか?
ノーベル財団がボブディランとの連絡とるのを諦めたと発表したそうです。ツアー中でつかまらないんだって。
いや~、カッコいいなあ・・・(=^・^=)
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