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2016年10月18日火曜日

食の王道を想う

 江戸っ子は 五月の鯉の吹き流し 口先ばかり 腹わたはなし

威勢は良いがなんも考えてないってな意味だそうで、見栄っ張りで意気と粋と安直な義侠心が愛すべき噺の世界ですな。
その頃はてえと縄を手繰るなんぞ申しまして、そばひとつ食べるにもつゆをほんのちょぴっとだけしかつけないのが粋とされておりました。
んが。
ある江戸っ子が臨終の間際言い残すことはないかと問われ「一度でいいからそばにつゆをたっぷりつけて食ってみたかった・・・」

近頃餃子食べるのにお酢にコショウをしこたま振ったところにつけるのが流行ってるとか。
実はあたくし今から二十年以上前に既に知っておりました。多店舗展開していた客先のラーメン屋さんの社長から新店オープンの際に呼ばれまして、餃子の試食する時やってみろと教わりまして。確かに素材の味がよく分かってさっぱりして美味いような?
以来最近までこれやっておったんですが、はっきり言いましょう!
餃子食うならタレです。

まだカヤックと出会う前相棒とダラダラ休日を送っていた時分、江戸前でそば食いながら昼酒飲もうという話になり飯倉にあるとある老舗蕎麦屋に行きました。
奴が言うにはそばってのは塩で食うと酒のつまみになるんだぜなんてんで、テーブルに無いのでわざわざ調理場から持ってきてもらい「うん、こりゃおつだね!」とか言いつつ飲んでおりました。
さてそろそろ帰ろうかという段になり残ったのをつゆつけて食ったところがさすが老舗、つゆがまた美味~い!
こんなことならちゃんとつゆつけて食っときゃよかったじゃん、お前が余計なこと言うからだ!と例によって喧嘩別れしたんであります。江戸っ子か!

王道の食べ方というものは長い年月かけてその道のプロが磨いてきたものですからな、たまにちょいとひねるのはありでもあくまでもそりゃ飛び道具ってものよね。






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