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2017年9月14日木曜日

総裁の良妻に戦災を聞く

戦前軍港町であった呉の色町には有名な名物女将がおられたそうで、連合艦隊司令長官を頂点にそうそうたる提督たちがまだ兵学校出の青二才であった頃から通い詰めてはあれやこれやお世話になったという。ある意味では良妻であり賢母でもあり、海軍大臣といえど頭が上がらなかったんだって。

昨夜は神田に出張りました。あたくし専属コンシリエリであるコウ様に加えお久しぶりのISOさんと三人おやじナイトという事で杯を傾けまして。
何を隠そうISOさんはこのブログのフォーマットを始めあたくしがネット世界に漕ぎだすそもそものきっかけを作ってくれた方であり、会社のHP作成の際にも多大なるアドバイスをいただいた恩人であるばかりでなくカヤック始めた頃の盟友でもありました。

今回はそんなISOさんお勧めのお店尾張家さんに行きました。創業なんと90年!


明治の頃から神田の街を見守ってきた伝説のおでん屋さんで、代々の日銀総裁もお忍びで通った知る人ぞ知る名店。コウ様が何度来ても入れなかった繁盛店でもあります。
予約ができないところにどうしても席を取ろうというので、早々五時台に集合して入りましたらまんまとおでん鍋正面近くのベストポジションに座ることができました。


で。
お店を切り回している名物女将とご対面!うちのお袋より少し上と思われる年回りながら、粋でいなせな神田女史はまだまだお美しい ( *´艸`)


あたくしの勝手な思い込みではこの方もまた、日銀総裁が新人の頃から飲んではぼやくのを諫めてきた良妻賢母であろうかと。空襲で焼け出された戦災話など聞きつつ結構なお料理の数々をいただいたんであります。

 
 
ここまで読んでいただいた限りではさぞかし敷居もお値段も高いんだろうとお思いでしょうか?
それがさにあらず!なんつってもここは神田、サラリーマンの街。びっくりするほどリーズナブルで、それもまた名店と呼ばれる所以でありましょう。
 
 

暗黙のお作法ではおでんは〆近くに頼むんだそうで、江戸前な濃い目のお出汁は飲み飽きずしかもこのボリューム。いや~、実に実に結構な夜でありました。
女将、ISOさん、コウ様、お世話になりました、またね~!



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