都内でもちょいと裏道に入ると、思わぬところに小さな祠やお社があります。道祖神とか庚申塚?お地蔵さんとか、どう違うのか知識不足でよく分かりませんが。
先日大井町で飲んだ時も商店街の入り口にお地蔵さん?がありまして、のぼりの陰に由緒書きなぞが。もとは保元平治の乱の戦乱で焼失した大伽藍のご本尊だったとか、歴史を感じさせますね~。ん?地域違うしお地蔵さんじゃご本尊ではないのかな?
ニッコーに通う道にもあるので毎朝頭を下げてます。配達の帰りにも一つ見つけまして。どちらも誰かが手入れしていると見え、いつも花やお供え物が絶えずきれいに清められている様子。ゆかしいことです。
先日亡くなった名人桂米朝も得意とした噺「地獄百景亡者の戯れ」は、鯖に当たってあの世に行った男が体験する地獄の様子を面白おかしく描いた長い長い噺です。その中にお念仏売ってる念仏町というのが出てきて、買える念仏の価格によって許される罪の重さが違うという、地獄の沙汰も金次第な下りです。
安いのはお湯につかった時思わず出る「あ~なんまんだ~」の湯念仏とか、角で人と行き当って「わっ!ナンマンダブっ!」のびっくり念仏など。その他瓶に詰まった裁ち屑なんてのもありまして(笑)
これ聞いて思うのは、昔の人がお念仏を生活の一部としていたことですね。まくらでは四六時中唱えていたおばあさんが亡くなる時、篩にかけて残ったのは最後の最後に唱えた一つだけだったという、ちょっとご法話みたいのも。そりゃなかなか心からの祈りなんてのは難しいでしょう。
ブルーハーツの「青空」の詩に ♪ 神様にわいろを贈り 天国へのパスポートを ねだるなんて 本気なのか? ♪ という部分がありますが、日本人の信仰心なんてそのくらい?お賽銭ってやっぱ五円にしてますか?(^O^)
けどさ。あんましデカい信仰になって殺し合いするよりも全然いいと思うんだけどね・・・・(^_^;)
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