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2025年2月28日金曜日

日豪不平等貿易に憤る

 以前お話したように豪州産ラムフレンチラックのトリミングに関し、プロ用片刃の骨突きナイフでは右と左の枝(骨付きの原木)によって刃の入る背骨の関節方向が逆であります。

分かりやすく言うと右足に左の靴はくと一旦脱いで左に履き直すみたいにナイフ抜いてまた入れ直すって感じで、その分時間がかかるという。

ま、ラムに限らず枝肉さばく時は同じでして。

で、なぜか箱の中に抜きづらい右ばっか入っててこりゃもしかしてあちらであたくしと同じ作業しているスミス(豪州人に一番多い名前らしい)が自分楽するために左ばっか抜いて、残りを日本に送ってるんじゃないのかってなお話でございました。


対抗措置としてあたくしが編み出したのがナイフ抜かずにそのまま逆に切り上げるという方法で、これを称して秘剣・逆刃刀!

え?どっかで聞いたことある? 気のせい気のせい ( *´艸`)

分かりづらかったらイラストで解説しときますんで。

この秘剣により大幅に時間短縮となったし苦手意識も一掃されたんでありますよ。

ところが!


なんたることか最近になりやたら背割りの悪い右部位が増えまして。

一頭の枝を左右に分割するのは脊柱を真ん中から切り、これを背割りと言って上手にやれば左右均等に背骨が残るんであります。

竹を縦割りするのを想像していただければお分かりと思います。

しかし中にはヘタクソな作業員がいてどっちかに偏ったりして。

そうすると骨の無い方はほとんどナイフ入れなくても良く、逆に変に残ったやつは実に抜きづらいわけで。

これはあれだね


スポーツ競技で日本人が強くなるとルール変えちゃうってのがあるじゃないすか。

あれと同じでスミスの野郎次の手打ってきたってことでありましょう。

あいつこのブログ絶対読んでるね!

なんの負けるか! 次の秘剣に向け修行じゃあ!


あ、ちゃんと仕事してますからね ( ;∀;)


関節の向きを逆に描けばよかった。これじゃ刃が逆みたいね ( ;∀;)







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