そして迎えようとしている新たな時代は南海トラフ、首都直下といった大地震の確率が高まっているんだそうで、例えば東京近辺であれば関東大震災以後百年に渡り大きな地震は起こっておらず、過去の例に基づくとこれからの三十年間に起こる確率はなんと七割!
前記二つにしても五年間に二割はあるという。
でね
いざという時大きな揺れを予め体験しているのといないのとでは動顚の度合いが違うのではなかろうかと考えまして防災体験してまいりました。
池袋消防署の中にある防災館は大人から子供まで様々なコースを通じ、楽しく?いざという事態に備えた体験が出来る施設なんであります。
今回予約したのは救急、火事、煙、地震と一回り一時間半のフルコースでございました。
一見して歴戦の勇士と思われるいかつい教官に案内されてまずは心臓マッサージとAEDの使い方の講習です。
あたくしこれって心臓を蘇生させるためのマッサージなのかと思っておりましたがそれはAEDの電気ショックの方で、マッサージは止まってしまった脈動を人の手で継続させるためのものであり、だから途中でやめるわけにいかないかなりハードな動作なんでありました。
1.大声で人を呼び集める 2.役割分担を決める 3.倒れている人の状況を見る 4.呼吸が止まっていたらそこで初めてマッサージを始める 5.折を見てAEDを使う、という手順。
続いて火事のコーナーでは消火器の使い方教わりました。
難しいことではないのですが実際火を目の前にしたらその簡単な動作を出来るのか?これも日ごろの練習が大切なんですね。
次は煙の避難訓練。
火事で恐ろしいのは煙を吸い込むことなんだそうで、電気も消えた真っ暗な中を壁沿いに手探りで非常口を探すのは訓練施設であっても怖くて、思いのほか長いコースを中腰で進んで出られたときはホッとしました。
そして最後に地震体験。
長周期のビル揺れでも家具類がメチャメチャに倒れる様を大画面のモニターで見、転倒防止策の大切さを学びまして、そこから身を守るためにテーブルの下にもぐる訓練をいたしました。
震度七ときますとテーブルの脚につかまっていてさえどうかすると弾き飛ばされそうになります。
ましてや実際に起きる時はどこにいるか分からないし、いつ建物が崩れるかという不安がある場合はまさに生きた心地もしないであろうと。怖いわ~ (-"-)
以前阿刀田高さんが海で遭難しそうになった経験を書いたものを読みましたが、日ごろ他人事としか考えない事故や遭難はどうしようもなく避けようのない圧倒的な現実として何の前触れもなく目の前に現れるという。
災害もきっと同じなんでしょうね。
その意味でも今回の体験はかなりリアルな現実として災害を感じられて大変有意義でありました。
四月からはナイトツアーが始まるということで、明かりを消した闇の中での体験になるそうです。
また来ようっと!
恐怖の後は厄払いというわけで魚金バルにて一杯。
そういや非常口の確認怠っておりました。さっき教わったばっかりなのに~ (^_^.)
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