例によっていばさく師匠の企画立案チケット手配とおんぶにだっこでありました。
訳あって六連チャンの活動という師匠はお疲れ気味。いつもありがとうございます。
一過性のブームではない状況の落語界にあって様々な会が開かれる中、毎度目利きの師匠が厳選して取り持ってくださる番組に乗っかれるあたくしは実に運が良いんであります。
今回は大古今亭まつりと銘打ち五代目志ん生師匠の得意とした演目の特集だそうで、今年の大河ドラマでその志ん生を演じる北野たけしさんの落語指導をしている菊之丞師匠の企画でありました。
志ん生という人は名人上手数ある中でひときわ大きく輝く巨星でありまして、それは技術がどうの語り口がどうのという次元を超え人生そのものが飲む打つ買うの落語であったというまさに天衣無縫の伝説で、二日酔いの高座で寝てしまい前座が起こそうとしたらお客から「そのまま寝かしといてやんな!」と声がかかった逸話はファンの間であまりにも有名なんであります。
では久しぶりにお絵かき名場面で昨夜の演目を振り返ってみましょう。
開口一番は前座さんの「不精床」 めんどくさがりの床屋の大将がなんだかんだお客に注文をつけ、落っことした耳を食べちゃった犬まで出てくるという。
続いて馬玉さんの「鮑熨斗」 世の中ついでに生きてるような甚兵衛さんが、しっかり者のおかみさんの言うまま大家さんに嫁取りのお祝いを言いに行ってしくじるいわゆるおうむネタ。
柳家一門からゲストは人気者喬太郎師匠。「首ったけ」はあたくしが小学生の頃初めて聞いた廓噺で、当時は全く意味が分からずそれでも面白かったという。
昨夜は出ませんでしたが、酔っぱらってかっぽれを踊ろうとして尻もちついた客のお尻に刺身がくっついてそこへ猫が飛びついたという牛太郎の話が笑わせます。
中入り前に菊之丞師匠。毎晩飲んで帰っては駄々をこねておかみさんを困らせても実は真から惚れておりまして、おでんを買いにやらせた間に心の内を一人語り。
「なんだお前、まだいたのか?!」昨夜はさらっとやりましたが演者によっては泣かせの入る噺「代わり目」。
五街道雲助師匠は「厩家事」 犬も食わない夫婦げんかに猿の殿様が登場?年下の夫の実を試そうと骨董もののお皿を割りますと・・・。
大とりは馬生師匠の「二番煎じ」 夜回りの番小屋でこっそり始まるしし鍋パーティー。
腹ペコの時間にこの噺は面白いやら辛いやら (*_*;
会のはねた後は恒例の打ち上げ。遠く小山まで帰るいばちゃんと人形町でちょんの間飲み。
しし鍋は無かったので「味噌蔵」風に田楽で乾杯しました。
というわけで今年も演芸部は意気軒昂!みなさまの加盟をお待ちしております ( *´艸`)
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