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2012年2月14日火曜日

気持ちを新たにしました

夕べは銀座三笠会館の賀詞交換会に出席してきました。
以前書きましたが親の七光りで商社会役員をやっており、パーティーに先立つ講演会の講師にあの富山さんをお招きしてました。震災から間も無く丸一年。節目を重んじる日本人はどうかするとそれが過ぎた途端力が抜けてしまう傾向があるので、現在の被災地の生の情報や問題点を話していただき、気持ちも新たにこれからやるべき事を考える機会が持てたらと思った訳です。
初めてお会いした富山さんは小柄で童顔。どこにあのエネルギーを秘めてるのか?と思わせる物腰の柔らかい好青年でした。吹雪で通行止めの東北道の下道で夕べ十一時にパンクして遭難しかけ、今朝帰京した疲れも見せず駆け込んできました。そのまま講演会へ。



百名近い参加者の中、紹介の後始まった講演は流石話し慣れていて澱みなく、次第次第に熱を帯びてくると聴衆の反応が大きくなってきます。福島の今、放射能汚染の実態、関係者のうち既に二人が白血病を発症した事、LOTS受け入れの避難者の八割が意見の違いから離婚して来ている事、縦割り行政の弊害、復興庁の欺瞞、二千余の申請のうち一件しか承認されない二重ローン対策の不備、利権の獲得合戦化している復興事業、そして仮設住宅すら二年で追い出される通達が出て仕事も行き先も無い中、実に四割の人達が死を考えた事があること等々・・覚悟していたつもりですがあまりの悲惨な状況に最後は声も無く、津波被害の話の時には悲しみに満ちていた雰囲気がやがて強い憤りに変わってゆきました。
かつて津波で壊滅的被害を受けた利尻島はこのような復興計画に従った結果、やたら綺麗な役所や公民館が建ちはしましたが、ほとんど住む人の無いゴーストタウンと化したそうです。「今のままでは東北も間違いなくそうなる!」富山さんは言います。
それでも、ささやかでも出来る事をいくつか話していただき、商社会として今後の方向性が見えてきました。不肖才谷屋、三笠会館社長から責任者を拝命し、企画を出していくことになりました。プレッシャー!でもやるぞっ!

その後のパーティーでは富山さんのところに挨拶に来る人が引きも切らず、みなさん大変心を動かされたとの事。いや~来ていただいて良かった~!




じゅりちゃんから一日早いチョコいただきました。真面目なのか不真面目なのか?とりあえず女の子いるとかまうあたし・・

最後に富山さんとがっちり握手してお別れしました。明日は都内で動き回り、その後また岩手に向かうそうです。体だけは気をつけて欲しい。代わりのいない人ですからね。
陸前高田じゃ来月のバーベキューをすごく楽しみにしてくれてるそうです。ほんとは十一日に来て一緒に桜の植樹して欲しいとも。
う~、改めてやる気出たぞっ!頑張りまっしゅ!


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