2025年2月21日金曜日
明日の直売会と整理券配布のお知らせ
2025年2月20日木曜日
硬さと柔らかさを使い分ける
実生活で束子をお使いの方って今どきどのくらいいらっしゃるんでしょうか?
台所はスポンジでしょうしお風呂も洗車もそうなのかな?
お肉屋の掃除はもっぱら束子なんであります。
まな板にしても魚函(お肉を入れるバットみたいなやつ)にしても・・・
と、ここで変換しながら気づいたんですが入社以来何の迷いもなく使っていたこの「魚函」って言葉、今初めて漢字で書いたらこの字なんだと。
その頃の古参社員は皆さんマルハニチロで築地市場出身だったため、お肉屋になってもお魚屋用語をまんま使っていたものなんでしょう。
いくつになっても知らないことってあるもんですね。
そりゃいいんですが
包丁傷に沁み込んだドリップや肉片など落とすには毛足の長い束子が最適でして、とはいえ長年使い込んだ道具類には頑固な汚れもあったりして。
そこでちょいとネットで見かけたプラタワというものを買ってみたんであります。
こりゃその名の通りプラスチックで出来た束子もどきみたいなもの。
うたい文句ではまな板の傷の汚れが驚くほど落ちる!ってんで、まさにこれじゃんと。
結論から申し上げますと使えませ~ん、でした。
プロ仕様の道具には柔らかすぎるんであります。小さいし。
なんかね、この手の買い物すると半分くらいは使い物にならなくて無駄になっちゃうんでまたその口かと思って、それでも束子と一緒にバケツに入れておりました。
で、束子でいつも一番苦労するのがスライサーのお肉送る歯車みたいなやつでして、バラして14枚あるものから肉片取るのに結構時間かかるんであります。
先日ふと思いついてプラタワでやってみたらなんと!一瞬で落ちる!
柔らかい毛先がちょうどうまい具合にフィットして実に流暢であります。
これで三人の掃除が少しだけ時短になりました。
捨てなくって良かった ( *´艸`)
2025年2月19日水曜日
アイラブユーな小屋に暮らす
2025年2月17日月曜日
読後感する・イニシエーションラブ
毎度お話しするように湯船で温まりながら使い捨て?の古本を読むのが毎日の楽しみとなっておりまして、帰り道にある古市で三冊とか五冊とかまとめ買いして積読したものを順に読むんですがあえて順不同にしております。
当然自分の好みで買ったものなんですがそれぞれ好きの比重が違うためシャッフルしておいて、まああれっすよ、とんかつから先に食っちゃってキャベツ残らないようにするみたいな。
どの本を選ぶかなんですが好きな作家以外のものはタイトル見て気になったものを抜き出し、裏表紙の解説読んで決めるんであります。
で、今回の「イニシエーションラブ」ね。
積んどいた最後の一冊なので買った時のことはすっかり忘れており、読みだしてみるとなんだか普通の恋愛小説みたいだぞ?
どう考えても自分がこの手のものを選ぶとは思えず途中で急にホラーとかサスペンスに変わるのかと思ったけどそれも無く、だからってここで裏表紙見ちゃってネタバレするのもなんだしと最後まで読んだけど別にどったこともなく。
何だこりゃ?と、巻末の解説読んでああそういえばと裏表紙見てやっと思い出しました。
そうそう、最期の二行を読んだら絶対にもう一度読まなければならなくなる!ってやつ。
そこから深読みすることで確かにスリラーっぽくなりまして、なるほどうまく作ったなあと。
確かにもう一度それが書いてある箇所を探しちゃいましたもんね。
けど一番印象に残ったのが時代背景と若者の生活感でして、「男女七人夏物語」というドラマが流行っていた時代だからバブル前夜くらいでしょうか?
主人公が彼女の望みをかなえるべく免許を取り車を買い、クリスマスイブにはホテルのディナーとプレゼントという展開の間金の話が一切出てこない。
バイトしてる学生ですらその程度の暮らしが当たり前に出来てた時代ってことなんでありましょう。
まさかその後の日本がここまで凋落するとは書いてる作家も思いもよらぬことであったのかと、主人公の性格が変だぞといった作品の評価とは全く別のところで深くため息をついたことでございました。
イニシエーションってのは通過儀礼みたいな意味らしいけど、十年後の我が国を見てあの体たらくもここまで上がって来るための通過儀礼だったのかと思いたいもんであります。
2025年2月14日金曜日
素朴な素読を勧める
先日車で会社からの帰り道信号待ちで前に止まってたのが幼稚園の送迎バスでして、名前が書いてあるの見たら「バイリンガル幼稚園」と。
アホかっ!!
「思考は言語なり」という格言があります。あたしが作ったんだけど。
日本人のアイデンティティは当然日本語で形成されるものであり、それには幼児期からある程度人格が固まるまでの期間が重要でありましょう。
だから英語習うのは中学校からであったはずです。
それからだって出来る奴は出来るようになるし、あたしゃ出来なかったけどさ。
岡潔と小林秀雄の対談「人間の建設」という本があります。
数学者岡潔は史上何人しかいないという天才で、そのあまりにすさまじい業績故に個人ではなく数学者集団のグループ名ではないかと疑われたほどの方。
小林秀雄は言わずと知れた大評論家で、日本の誇る大知であるお二人がこの本の中で素読の重要性を語っておられます。
「子曰く」ってあれね。
小さい子には理屈よりまず型で覚えさせることが大切で、日本語のリズムや感性が身につけば自ずから理も通るであろうという。
これ読んで思い当たることがありまして。
シューベルトの「野ばら」を習った時詩の意味はさっぱり分からなかったけど頭柔らかいころだったのですっかり覚えちまいまして、今になってみればよく分かりますもんね。
童は見たり野中の薔薇 清らに匂うその色愛でつ 飽かず眺む 紅匂う野中の薔薇
い~じゃないすか~!
英語もいいけどちゃんと日本語出来てからにしなさいね。
2025年2月13日木曜日
斎戒沐浴と知る
坊主二人と三人暮らしであった頃、あたくしはともかくギラギラの若者二人が入った後の湯舟は白っぽくトロっぽくなっておりました。
その手の事にはいたって無頓着なあたくしは「おおこりゃ薬湯か」なんてんで普通に浸かっておりました。
まだ環境問題がほとんどいい加減なものとか知らずに節水が善だと信じ込んでおりましたので。
時は流れ一人暮らしとなってからはお湯が濁るほどの新陳代謝も無いじじいゆえに、一週間に一度程度取り換えてはざっと洗ったり。
宿泊客を迎えるようになりますとさすがに気を使ってさら湯を張っておきましたが反応が芳しくない。
バスタブがヌルつくってんで洗ってくれまして。
その方に教わった神宝塩というののラインナップにクレイソルトなる入浴用の塩があってこれが実に良いんであります。
さら湯に溶かして入ると独特の香りがありハンパな温泉などより気持ちいいくらい。
けど二回目になると効能を感じないようになるのでそれからは毎回お湯抜いてごしごし洗ったり、そうすると入る度に心も洗われる如く感じまして。
そこで気づいたのは日本人にとっての入浴とは清めの意味もあるのではないかということで、精進潔斎・斎戒沐浴なんて言葉があるくらいだし塩には清めの効果もあるとかだし。
確か伊弉諾が黄泉の国から帰った後も海の水で沐浴したんじゃなかったっけ?
それでもどっかみみっちい性格の為一回ごとに換えるのはなんかもったいない。
で、編み出した入浴法が頭と顔洗ったら一度浸かるの。
使い捨て?の古本読みながらあったまっったらそこで体を洗いまた入る。
これですと一回の入浴だけどお湯使うのは二回なので納得いきまして。
よかったよかった。
でも普通の方は毎回換えてるんでしょうか?
そんな話以前に。
2025年2月12日水曜日
源兵衛&太助する
落語に「暁烏」という名作があります。
大店の若旦那で年頃なのに家で本ばかり読んでいる堅物がおりまして、さばけた大旦那であるおやじさんが気を揉んでおります。
初午に出かけた若旦那、帰り道に源兵衛と太助に会ったところ観音様のお参りに誘われまして。
実はこの二人色街通いに現を抜かす町内の札付きでございまして、こっそりおやじさんに頼まれ若旦那を吉原に連れ出そうという。
さてどうなりますことか。
昨日仕事早めに終わらせ地元でヘタちゃんと飲んだんであります。
元?カヤック仲間で震災のあの夜坊主を迎えに行くため車に目印のカヤック詰んでたのを見つけ、大渋滞の戸田橋で偶然出会ったというある意味運命の人でして。
別段色街通いのコンビではありませんがその手の話題がどういう訳か?豊富でありまして、この二人でなけりゃ出来ないような話に時を忘れて過ごしたことでございました。
真っ直ぐまっとうに生きるのも結構ですが、時には人生の裏側ってやつを垣間見るのも特に男にとっちゃ味にも身にもなるような。
なんて勝手なこと言っちゃってるけど要するに札付きの二人 ( *´艸`)
四時から四時間にわたり生ビール、燗酒二合・二合・二合・四合・四合、ハイボール三杯と、いやはやよく飲みよく食いました。
肩組んで駅まで送り、帰り道大門で留められました。なんちゃって~
2025年2月10日月曜日
気配りを気に病む
会社は休みでもあたくしは土曜日仕事の場合、言うてもまず間違いなくそうなんだけど。
金曜日はたいてい終わるのが遅いためそれから帰ってまた早朝来るのも面倒なので会社(’兼実家)に泊まってしまうことがほとんどで、上板のラーメン屋さんで晩飯というのが毎度のパターン。
以前お話したように黙って座ると生ビールが出てくるくらい常連になっており、おつまみの付いたお疲れ様セットで二杯半、枝豆で一杯半と〆のラーメン含めて小一時間の間に生ビール四杯飲むようなお客は他に見たことが無く、コスパつうんだかタイパつうんだかとにかく上客ではあるような。
おそらくそのせいで食券方式になっても飲むお客は後払いにしてくれておりまして。
あたくしおつまみにコショウをこれでもか!くらいかけて食べるのだ好きなんでして、このお店のコショウがまた美味いんですが、先日いつものようにかけたところが「ん?しょっぱい」
どうやら経費節減のため安いものに変えたようでどっちかというと塩コショウみたいな味。
帰りにお金払いながら前のコショウの方が美味かったよな、と。
そしたらですよ
次の週行ったらおつまみと一緒に以前のコショウ置いてくれたんでありますよ。
ラベル見たら「特選」の文字。 ああどうりで。
それにしてもちゃんと覚えてて出してくれるあたりなんちゅうサービス!
見た目はそこらのあんちゃんだけどこいつなかなかやるなあと。
さらにですよ
このところ二回はついにビールとおつまみが一緒に出てくるようになったんであります!
あたくしの行く時間見越して先に作ってあるという。
なんっっちゅうサービス!
ありがたいっちゃありがたいけど、これじゃ土曜仕事いつまでもやめられないようでもあり金曜日行かないわけにもいかずでもあり、ちょっと複雑な想いであります。