しかも毎日の事なのに13歳の今もその度十年ぶりに再会したかのような喜びよう。
東京DLのダンサー選考基準にテクニックより毎回初めて踊るかのような瑞々しさというのがあるそうですが、犬だったら即合格だろうなぁ。ま、ネズミも受かってる訳ですが。
ところが先日帰ると吠え声だけしてお迎えがありません。リビング(って程のもんじゃない、台所だな)に入ったらお気に入りのダウンジャケットにくるまったまま、立とうとしてはまた腰砕けのあり様。坊主に聞いたらどうやら腰を痛めたようです。ダックスの様に胴の長い犬種にはありがちだと聞いてましたがまさかうちのアンコが・・ 僕の顔を見ては一生懸命立とうとしてまた座りこむ姿がいじらしいやら可哀想やら健気やら・・思わず泣いちゃった
賢く美しい半面性格の悪い犬で僕にしか懐かず、またそこが堪らなく可愛い。
今でこそエルフのアイドルカヌー犬といえば小夏ですが、そもそもはアンコだったんです。もっともその頃エルフまだ無かったけどさ。
初心者でファルトに乗ってた四年前のその頃はまだ世の中もう少し良くて会社も堅調。那珂川の道の駅桂から下境橋までタクシー7千円経費で落としてアンコと二人川旅なんて事をやってました。余人を交えず犬と二人きりで下るというのはまた格別で、時折見交わす目と目で心のつながりを他のどんな時よりも強く感じるものです。夕映えの中ゴールしそのままかキャンプ(回送要らないからさ)これまでの人生がこの瞬間の為にあったんだと悟ったのもその時だったなぁ。
その後
気田川 |
犀川 |
万水川 |
魚野川 |
など一緒に下りました。
本格的にリジットに乗り出してからは年のせいもありあまり連れ出さなくなりましたが、まさかこんな事になろうとは・・
薬で治る場合もあるそうで、現に効いてて痛まない時は歩き回ってますが
基本絶対安静なのでケージの中。
犬の寿命って15年くらい?残された日々もそう長くないのかなぁ、何て思ったらどうにも切なくってね。せめてもう一度無理のない川を一緒に下りたいもんです。それまで大事にして治してやろうっ!アンコ~!
考えてみれば犬でさえ故障は大問題ですから、言わんや人間のしかもアスリートにとっては死活問題ですよね。やはり万が一の事を考えて日々を送るべきです。古い導歌にもあります
アスリート 思ふ心の仇桜 夜半に嵐の 吹かぬものとは
もしかすると、明日ありと、の元歌を知らないと全然面白くなかったかもしれませんね?って泣ける話じゃなかったんかいっ!オトしてどうするっ
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