憧れの味というものがあります。
今では考えられない事ですが、僕が子供の頃は身の回りにはハンバーガーという物は存在しませんでした。これも古いですがアニメポパイの中の登場人物でウィンピーというのが年中ハンバーガー食べてる奴でして、藤子作品の小池さんとラーメンみたいに。だから知ってはいて「どんなに美味しいものなんだろう?」と想像だけたくましくしてね。
そんな訳で確か小二の時マックの日本第一号店がオープンした時は大騒ぎして、大阪の従兄弟が遊びに来た夏休みに連れて行ってもらいました。物凄い行列(当時は大騒ぎだったのよ、ホントに!)をして買い、ドキドキしながら一口食べて・・なんじゃこりゃ~!夢見た味と全然違う。おまけにピクルス不味い。どんな想像してたんだかは忘れましたが夢は儚く消えたんでありました。
上方落語に「軒付け」という噺があります。義太夫に凝ってる素人たちが人の家の軒下で語って腕を磨くというのですが、以前上手くいった時うなぎのお茶漬けを食べさせてもらったという話を聞いた男がそれ目当てについて行き、追い返される間間に「うなぎのお茶漬けまだでっか?」と聞いてくるタイミングが実に可笑しいんです。そうです、そのうなぎのお茶漬けが長い間の憧れだったんです。
夕べ早めに帰ると県民の日で休校だった次男が腹空かせてました。
ひと月ほど前蕨に出来たうなぎのファーストフード店にそのうち行ってみようと話していたので、かみさんに夕めしキャンセルして連れて行きました。
うな丼500円、特大うな丼900円。味もなかなかで確かに安いけど量もそこそこ。足りないだろうとメニュー見たらあったんですよ、うなぎのお茶漬けが!
追加で取って一口もらったけど、こりゃ~美味い!お茶じゃなくだし汁かけるんだね。思わず知らず夢がかないました。
それにしても値段の割にうなぎの身が分厚くってさぁ、本物かしらん?
平和な時代に四年続けて沖縄に家族旅行して以来やたらデカイ物に沖縄名つける事にしてまして、夕べのうなぎは「琉球大うなぎ」であろうと坊主と合意したんであります。
今日のギセンです
雪どけの しづくの音も絶えにけり 天地のしじま きはまるものか
日記やブログ見てメールくれる方がありますが、実際合わない方が相手の方の夢壊さないんだろうなぁ・・
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