時折、今現在その人の事を考えてるのはこの世で自分一人なんじゃないかと思うことがあります。
「紅屋おかめ」という人を知ってますか?あたしが子供時分デビューしてあっという間にいなくなった歌手です。突然思い出して検索してみると結構ヒットしまして、デビュー曲「泣くなおかめちゃん」はまるっきり売れなかったので今更ヒットというのも考えてみりゃ皮肉なもんであります。
試験勉強かなんかしながら聞いてたラジオに一週間通しで出ていたような記憶があり、だから中学生くらいの頃?検索結果によると、なんとあのスター誕生から出た人だったんですな。だからアイドル候補だったんでしょうけど初めて写真見たらなるほどおかめ。だからってねえ・・・
泣くな負けるなおかめちゃん あ~ああ~ああ おかめちゃん
鏡を見るのもいやなんて およしよそんなに嘆くのは
天岩戸の昔から 美人のルーツはおかめ顔
(途中忘れた) ツンと澄ました美女なんて 敵じゃない
う~む、ひどい( ;∀;) 子供心にこんな歌もらっても困るだろうなあと思いましたもんね。企画そのもののマズさもさることながら、自分自身の事を歌うというのは歌謡曲的世界としては既に破綻してるんじゃないかのか?誰もが自分を投影できるのが歌謡曲であって、だから一人称として「わたし」はあっても「わたし=おかめちゃん」はないのではないかと、もっと幼稚な言葉で考えたわけです。
後にそれを確信したのが、あのピンクレディーが急速に色褪せつつある中で出した「ピンクタイフーン」を聞いた時。ヴィレッジピープルの「イン・ザ・ネイビー」をカバーした曲です。
サビがね
ピンクレディー もっと元気よく ピンクレディー もっと滅茶苦茶に ピンクレディー もっと幸せに
ピンクレディー ピンクレディー
ああ、終わったなこりゃと思いましたもんね(佐賀弁) あちらの国のヒット曲を焼き直して夢よもう一度というイジましさ以上に、先ほど述べました一人称だしなんかネタ全部出し切っちゃった感ありますよね~。
ってなこと考えておりました十代のあたしを驚愕せしめる事件が勃発したのは、浪人して予備校に通い始めた春でしたのさ。
それが
♫ いっよっはっまだっ 十六だあからあ~ ♫
ブサイクさをウリにしようとしたおかめと落ち目のピンク。そのどちらとも違うピカピカのアイドルの一人称は、あたくしの論理を根底から覆したんであります。可愛いきゃいいのか?くっそ~(;一_一)
ではそこんとこ踏まえましてお茶々の歌新曲です。
♫ おっちゃんはまだ 子にゃんこだあ~からあ~ ♫
・・・いつもいつもすいません・・・(^_^;)
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