主人公戸川万吉は喧嘩が強いだけでなく度量も広く、戦った相手が負けて後次々心酔して子分になるいわゆる男の中の男っつ~奴で、大袈裟に言えば天下を平定してゆく、痛快な小僧版太閤記って感じの作品でした。スキーで泊まった民宿に猛吹雪で缶詰めになった際全巻通しで読みましたが面白くってね~。漫喫ではありません。
確か作者のデビュー作で、勢いで描いてるノリのいい前半からすると中盤から終盤にかけてやや強引なストーリー展開となります。詳しいとこは忘れましたが、富士の裾野に集結した敵対グループが日本中の不良を集めた大軍団になり、絶体絶命と思われた万吉親分。ところが!それを上回る人数を引き連れて現れたではありませんか!これはいったいどういう事?
これがいつも不良に脅かされてる側の真面目な少年達で、万吉の檄に応じて立ち上がったのです!確かねえ、万吉が「いつもお前らにやられてる生徒さん達じゃ!」とか言うと「ぼ・・僕らだっていつまでも言いなりにはならないぞ!」とかってね。
生徒・・さん?いくら数合わせで頼んで来てもらったんだっていかにも持ち上げてる感じじゃね?親分。それにさあ、一念発起してわざわざ富士山に集まってくれたんだけどホントに使えるんかいな?(^_^.)
それにしても何で今頃こんな話思い出すのかと自問したところ、既視感つ~んですか?似たような話が最近ある訳で。
本来平和を守る立場を標榜しながら政権欲しくて数合わせで合流し、きな臭くなってきたら内部からも疑問の声が上がってきたというどっかの人達がおりますわな。前も書いたけどさあ、それやっちゃったら自分らの存在価値あるのか?
今日の似ている川流です。
立ち上がる 数を頼みの 生徒さん と 価値がある? 数を頼みの 政党さん
は似ている。
いくつだよお前ら?
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