生憎の天気ですがみなさん夏休み楽しんでますか?夏って気まぐれだよね、事故には気をつけてね。
読書好きな方ならお気づきかもしれませんがあたしの文章は80年代くらいから台頭してきた、ポップカルチャーってのかなあ?いわゆるコラムニストとか単にライターと呼ばれる人達の影響を強く受けております。ナンシー関、えのきどいちろう、泉麻人、いとうせいこう等、ちょこっと年上だけど同世代に近い人達ですね。
そのスタートは今でいうあるあるネタ的な、あたりまえに見えてた事も見方を変えればこんなオモンロー!みたいなところで、また誰もが感じているのにうまく表現できない事を、全く違う場所から引っ張って来た事象にはめ込んで解き明かしては溜飲を下げてくれたり、下世話な話を平易な表現でアカデミックに語るのもお得意でした。
ナンシーが小学生向けの雑誌に連載を持った最初の回で書いた内容が象徴的でしたね。
子供の頃彼女の家では焼きそばを食べる時必ず牛乳が一緒に出たそうで、無い時は買いに行くほどの徹底ぶりだったことから、世の中の人達が焼きそばを食べる時は必ず牛乳を飲むものだと思い込んでいたそうです。それが小学校に入って友達の家では違うという事を知った時、自分の知っている事が必ずしも真実とは限らないと(もちろん小学生レベルの言葉で考えたんですが)少なからぬショックを受けたそうです。ですからみなさんもあたりまえだと思っている事があったら、先ず本当かな?と疑う事をしてみてくださいと彼女の文章は結ばれています。
現場で流しているラジオの番組に月一レギュラーでえのきどいちろうがコーナーを持ってまして、これがやはり面白いんです。最近になってモヒカン刈りにしたという彼は、優しいモヒカンというものを広めようともくろんでるそうです。
近所で親切と評判のいいおじさんが痴漢容疑で捕まった時には実はそんな人だったのかっ!と唾棄する一方、いかつい強面のおじさんがこっそりゴミを拾うのを見てはホントは優しい人だったんだ!と、毀誉褒貶というかそのギャップの激しい世間という、いわゆるその辺をおちょくろうという。
そこでえのきど氏。先ずはエレベーターに先に乗り、やって来る人を見てずっと「開」ボタンを押して待っててくれるモヒカンを演じ、次いで電車で席を譲るモヒカンへと進む。
ところがです。席を譲る大前提として先ず自分が座ってなくてはならない訳で、為にモヒカンの特質である怖そうなところを生かし、人に先んじて座るという。結局どっちなんだいっ!
ここでのキモは譲る為にはまず座るというもってきかたですわな。さすがなであります。
ちなみにあたくしもソフトですがモヒカンにしていた時期がありまして、目立つ額の傷(幼稚園の時プールで転んで出来たんだけどさ)と相まってグラサンなんぞしますと相当に人相悪かったもんです。夏の夕方タンクトップ着て西川口のモツ焼き屋に行ったら、オートレース帰りのあまりガラのよろしくない満員の男たちがサッと動いて席を作ってくれましたっけ。「よ、よく来るんですか?」なんて聞いて来たとなりのおっちゃんの方がよっぽど怪しかったけどさ・・・(^_^;)
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