以下落語のまくら、古今亭風。
「いや~みなさんご苦労様!どうも弁天様はいつもお綺麗ですなあ。おや、春日さん、あたしゃあんたにしかと相談したいことがあってね。山谷の痔の神様!そんなにお尻の方に引っ込んでないでこっちおいでよ!不動様は儲かりそうですなぁ、お賽銭がたんと上がるでしょ?何?そうでもない?不動損って言うぐらいだ?変なこと言うね」
「さあさあ、みんないつまでも一人で置いといちゃいけませんよ!いいご縁がありますか?何?そっちに24の男?そっちは?18の女、結構ですな!じゃこっちとこっちとこう結びましょう。」
なんてんで、赤い糸を結んでは縁結び。けれどいくら神様でもだんだんに疲れてまいりまして。
「誰?そっちのほうで大きな声出してるのは?荒神様がお神酒に酔っ払っちゃった?しょうがねえ、いつもだねあの人ぁ。何ぐずぐず言ってんの?何?大黒様無礼だ、帽子を取らねえ?いいんだよ、大黒様は!喧嘩はおよしよっ!まあまあ、大黒様もそう小槌なんぞ振り回さないで!よしなってのに、あああ~!」
「ごらんよこれ・・・滅茶苦茶になっちゃったよ。しょうがねえからやり直し!なに男が二本と女が一本余っちゃった?もうめんどくさい!一緒に結んどけ!」
これが三角関係でしてな。
なんとものんびりした噺ですな。さながらあたしなんざ神様が疲れた頃に結んだと見えて、ゆるくってほどけちまいました。(^_^;)
でもね。どうやらそれっきりって訳でもないような?捨てる神あれば拾う神あり?こればっかりは最後まで分かりませんけどね、あはははははは(^O^)
偽りの 多い世なりけり 神無月 貧乏神は 身をも離れず
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