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2012年1月12日木曜日

言葉に棹

カヤック漕いでる時、ひと漕ぎで舟の動きが全く変わってします事があります、下手くそな僕が言うのもなんですが。
言葉にもそんなワンパドルがあります。
例えば「まわす」

例文1)才谷屋は父親のベンツに乗っている(無いけどさ)
           ↓
    才谷屋は父親のベンツを乗りまわしている。

「まわす」のワンパドルでいかにも二代目のどら息子な感じになりますね、息子って年じゃないけど。

例えば「などと」

例文2)才谷屋は「夕べの事は酔っ払ってて憶えてない」と言っている。
            ↓
     才谷屋は「夕べの事は酔っ払ってて憶えてない」などと言っている。

「などと」のワンパドルで実は憶えてるのにしらばっくれてる感じになります、身に覚えはないが。

近頃政治の世界や報道でもこれとよく似た事があるような気がします。昔からあったけど最近は特にひどいな・・子供の「ための」手当てじゃね~よっ!しかもまるで効いてね~し!俺のスイープかっ、ケッむかっ(怒り)

今日のギセンです

 たづねあぐみ 帰らむとしてゆくりなく 君がみ家の 前に出でにき
 


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