キックボードに乗って

姫さんの子育て日記を読んではあるあるとか、ちょっとの間だからがんばれ、とか思っています。でも男親なんで感じ方がちょっと違うのかも？とか。
それ以上に女の子と男の子では物言い一つとっても違うようで、ど～じょ的な優しい口はあまりききませんでした。下の坊主はややあったかな？
こいつが三つの頃、当時流行の先端だったキックボードの前に乗せて町内を走り回った事があります。
僕の子供時分にスクーターと呼ばれていたこの乗り物は、持ってる子が近所に一人だけで長らく僕の憧れでした。だもんで近年になって発売された時にはソッコー買ったんです。恐らく蕨で一番先だったでしょう。
みんなが振り返る中、坊主も大変気に入ったようで一言「とうちゃんこれしゅごくいいね～！とうちゃん死んだらこれちょうだい！」

子孫に美田を残さずといいますが、息子よっ！こんなもんで良きゃ喜んで残そう、可愛いぞっ！
でもそれから一週間もたたず上の坊主が自慢げに乗って行った駄菓子屋で、ちょっと目を離したすきにかっぱらわれてしまいましたとさ。
商売傾いた今じゃキックボードどころか残すのは借金だけかも知れんがな。

今日のギセンです

　露寒き　原にひれ伏し夜をこめて　待てども待てども　敵は来らず

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