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2024年4月30日火曜日

自分が阿部寛に似ているのではないかと思う

 阿部寛さんがデビューしたのはあたくしが新社会人として横浜営業所に赴任、営業車を駆って走り回っていた頃で、毎日通る長者町交差点の信号待ちの時見上げるデカい看板にメンズノンノ創刊としてサングラスをずらした氏の写真がこれまたデカく張り出されておりました。

男が見ても惚れ惚れするような二枚目でずいぶんカッコいい奴が出て来たなあと我が身に引き比べるなんぞ思いもよらないレベチを感じたものでございました。

その後つかこうへい氏に師事し「熱海殺人事件」で役者として一本立ちしたと何かで読んだんだかインタビュー聞いたんだか。何でそんなこと覚えてんでしょうか?


先日毎度ながらおススメ動画としてあべちゃん主演のドラマ「結婚できない男」が上がってまして、まだかみさんに付き合ってドラマ見ていた頃の一本でコメディタッチが面白かった覚えが。

で、見てみたらこれが面白い!

優秀な建築家である上あのルックスであるにもかかわらず極めて偏屈な性格のため結婚はおろか交際もできないという男が夏川結衣さん演じる女医の下に担ぎ込まれたことから、周りの人間も巻き込んだややこしい関係が始まるという。

会えばあべちゃんの毒舌で決まって喧嘩になるものの、ものすごく自己表現が下手で思ったことと反対の態度を取ってしまう厄介な性格の彼に徐々に惹かれていき、あべちゃんはあべちゃんであけすけに話しても怒りながらどこか可愛げのある彼女に自分でも気づかぬうちに離れ難い想いを抱いていくんであります。

見どころの一つとしてあべちゃんの一人暮らしぶりがあり、掃除から料理、身の回りの品々の置き場所まで全て完璧を期さねば耐えられない性分で、その時代としてはほぼ無いひとり焼き肉やひとり手巻き寿司などの変人?ぶり。

でですよ

何が似てるのかと言って無論見た目の話ではなく、例えば塩にこだわった味付けで焼いたステーキをにやにやしながらひとり頬張ったり、遅くにスーパーの焼き鳥買って帰り時間無いくせに温めるのにレンジでなく焼肉コンロ出してしまったりする妙なこだわりとかね。

ただですよ

18年ほど前のドラマとはいえ「結婚できない」の意味が今とはずいぶん違い、まだ出来る方が一般的だったからこそ「できない」がやや特殊であり笑えたんだろうと。

今の「できない」は安定した職や家庭生活営むに足る収入にすら事欠く故のそれであって、失われた30年の帰結としての病理であろうと。

あとあれね

恋愛したいとか結婚したいとかみんな普通に口に出して言ってて、おひとり様だのコスパだの上っ面の言葉でごまかしてる現在よりよっぽど健全であったと思いますわ。


でも2006年か~。もっと前の感じするけどなあ?






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