ずいぶん前の話ですが山下達郎さんが何かに書いてた文章を読んだだ覚えがありまして。
ある保険会社から竹内まりあさんとご夫婦でCM出演のオファーがあり、受ければ仕事をせずともその後の人生を過ごせるくらいの金額を提示されたそうです。
正直迷ったものの自分の曲を聴いてくれるのは日々額に汗して働いている人たちであり、その支持に応えるためには自分も日々呻吟しながらメロディーをひねり出す苦労を怠ってはならないと断ったという。
惚れ直しましたよあたしゃ。
その時山下さんの頭に浮かんだ人たちの中には野菜を売ったり牛の世話をしたりモノを作ったりする姿もあったと思われ、あれだけ飛びぬけた才能をお持ちの方がこんなにも謙虚な想いでいるのだなあと。
川勝知事のこれまで問題とされた発言についてはほとんど曲解であったと思いますし例によってマスコミの取り上げ方の方が恣意的だったと思いますが、今回のことは人間としての基本的な立ち位置といいますか物事の捉え方の根本に関わる話であり、やっぱこいつダメじゃん。
けど言われた側の人間としちゃ腹は立ちません。この程度の人間なんだなあってだけよね。
今日のひとり万葉集です
山の下 流れる川の 濁り水 嫌なら食うな 肉も野菜も
これでやっとリニア通るのかな～ ( *´艸｀)
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