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2021年3月17日水曜日

お茶目な大物を見る

三國シェフと言えば我が国フランス料理界の草分け的名シェフ、あのムッシュ村上の流れをくみながら従来の型にとらわれない独創的料理を生み出す大御所であります。
北海道の田舎町から身を起こし中卒ながら帝国ホテルの見習いを経、若干二十歳で駐スイス日本大使館料理長を務め、後に元祖予約の取れないお店オテル・ドゥ・ミクニのオーナーシェフとなった立志伝中の人物でもあります。

さぞかし厳しくておっかない人なんだろうなあと思ってましたら、最近見ている氏の料理動画が面白くその人となりがよく出ておりまして。
特に初期のものはお店の若い衆かなんかに流れのまんまを撮らせたようで、ほとんど編集もなく今どきのこじゃれたユーチューバー的構成など皆無。
ものすごく大雑把ながら肉の焼き方など基本的な部分がよく分かるようになっております。
しかもですよ

先生良く忘れ物するんですわ ( *´艸`)

「ほんとはブランデーがいいんですけど、無かったら日本酒とかウィスキーで結構で~す」なんて材料説明では言ってたのに肝心のフランベするの忘れたり。
一番笑ったのはアメリケーヌソースの回で「みなさん、大変なことを忘れておりました!」と、逆にフランベする前に野菜入れてなかったり。
でも後から鍋に入れてそのまんま最後までいっちゃって。

あれだけの人になれば体面とか気にしそうなもんじゃないすか、普通。
材料だっていくらでもあるんだし撮り直したっていいわけで。
けど三國さんはぜ~んぜんお構いなし、テヘペロ的おちゃめなおっちゃんなんであります。
好きだなあ、ああいう人。

昨夜はシェフ説くところのアロゼの手法を使い鶏モモ焼いてみました。
皮面にしっかり焼き色付けて返し、出てきた油をかけながらさらに焼くという。
鶏料理はこの時点で八割成功という通り、こんがりしっとり仕上がりました。

で、肉出した後パン粉とパセリ入れて、はちみつとウスターソース混ぜたマスタード塗った肉にまぶしてオーブントースターで焦げ目が付いたら出来上がり。
これぞディアブル風チキンです!




その名の通り悪魔的美味しさでしたよ。

そういやこのレシピでも肉の下ごしらえ抜けてたし (*^▽^*)







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