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2016年12月20日火曜日

早朝の音に想う

冬の夜というのは大気の関係らしく遠くの音が聞こえたりいたします。子供の頃布団の中でずいぶん離れた場所にある踏切の音など聞こえますと、寒さと相まってそぞろ旅情を誘われ胸がキュンとしたもんであります。今からでは想像もつかないけど、あたくし空想癖のある夢見がちな少年でございましたなあ。

公園に囲まれた野中の一軒家であるニッコーでも春から秋にかけては花見客の騒めき、蝉時雨、虫の声と夜になってもなんとなく賑やかですが、冬の夜ともなればそんな物音も絶えて寂しいくらいでたまに聞こえるものと言えば梢を渡る風の音くらい。静かなものです。
ところが夜が明けますとまだ暗いうちからこの時期特有の音がうるさいくらいに聞こえてまいります。何だと思います?
落ち葉を吹き払って集めるための送風機の音なんであります。今って箒で掃いたりしないんですね。あれ結構やかましくてしかも毎朝のことですからね~。とはいえほっときゃ歩けなくなるくらい積もっちゃう訳で、公共のサービスとはありがたいものだと思います。

でもあれね。人口減による減収で立ちゆかなくなる地方自治体が出始めてる現状を聞くにつけ、落ち葉の処理すらままならぬ未来がそこまできているのかと冬のせいだけではない寒気を覚えたりしますね。
なんつってるうちに自分が落ち葉になるんでしょうか。怖いわあ~ (^_^;)

 



 
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