通常都内走ってて見知った車に会うなんてことはまずありませんが、未明の道を走ってるのはおそらく同じようにデイリーな車と思われ顔知りというか車見知りって感じ?走り癖も知ってるのでこの信号でダッシュするとかあそこから裏に入るなんてんで。
で、それらの車をペースメーカーにしてあたくしいろいろなルートを試してみた結果、結局どこ通っても大して違わないという結論を得たんであります。長い信号に引っかかったからと言って引き離されるかというとそうでもない。先が長いほどどこかでまた追いつくものなんですな。ほぼね。
ほぼ、というのはごく稀にそうでないことがあるんでして、信号のタイミングの連なりによってはどうにも取り返しのつかない場合があるようです。そういう時ってここが運命の分かれ目って場所がありまして、後後考えるにあそこがそうだったなあと。
実は人が生きていく上にもそういう場所ってのがあるようです。で、やっぱ後にならないと分からないのよね。
古典的名著「夜と霧」を読んでおります。極限状況の収容所では一瞬一瞬が運命を分ける決断の繰り返しだったそうで、一見平穏な毎日にも案外そんな一瞬は紛れ込んでいるのかもしれません。
ちょいと思うところありな最近のあたくしなんであります。
もう冬ですね・・・・。
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