例によって日曜夕方の早い時間からダラダラ飲みつつYouTubeを見てましたら、スーパーで買った魚介類でまだ生きているものを蘇生させるというのがありました。
今回見たのはオオズワイガニで、パック破って塩水に入れエアーを与えてやると弱弱しくはあるけれど動き出し、水槽や台、海水、サーキュレーションシステムなどを組み込んで入れてやるとすっかり元気になりました~!って感じ。
見てるとその他にもエビだのロブスターだのそれぞれ専用の水槽で育てており、何やってる人か知らないけどえらい金掛けてるもんだと。
なにやらさかな君的な知識もお持ちのようで。
これね
最初のうちは面白がってましたが段々複雑な思いも湧いてきまして。
生き物と食い物の線引きをどこでつけるかみたいな?
つ~かそれやられちゃったら鮮度の良さに対するお得感が逆に罪悪感になるというか。
あたくしの仕事はどっちかというと生体寄りでありますから余計そう思うのかもしれませんし、特にホルモン系など原型見たらほとんどの人が食えないだろうと思うようなリアルなところにおりますからね。
昔から思ってましたのがピチピチとピクピクの違いでして、魚がピチピチしてるのは生きがいいと喜んでも四つ足がピクピクしてたらとてもじゃないが食えませんもんね。
そうはいっても他の生き物の命いただいて生きさせてもらってるわけで(ベジタリアンとか威張ってたって同じ)、知能が高いから食うなとか言うのは欺瞞というほかなく、そういう意識高いと自認する人に限って何かにつけ差別を問題視するけどお前が差別だろう!という。
耶蘇教で言う原罪ってやつもそのあたりにあるんでしょうか。
その点屠畜場に獣魂碑建てたり漁場に鯨塚作ったりして供養する日本流の感謝の仕方はいかにもらしくゆかしいと思うんであります。
落語に「後生うなぎ」という噺がありまして、うなぎ屋で割かれようとするうなぎを物持ちのご隠居が毎日助けるという。
これなんか先ほどの件を皮肉ったものかもしれません。
日本人的ね。
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