マッチングアプリ全盛の現在でも街角で偶然出会い風にさらわれるように恋に落ちる、なんてのに誰しも憧れるもんであります。書いてて恥ずかしいけど。
人生においてあり得ないような偶然は数少ないけど確かに起こりうるもので、毎度申し上げますように震災の晩、何千人という帰宅困難者でごった返す戸田橋の上でカヤック仲間のヘタちゃんと出会ったのなんて実にどうもあり得ない偶然でしたもんね。
徒歩のヘタちゃんと車のあたくし、それも坊主迎えに行くための目印として積んでたカヤックを見た彼が「こんな日に川行く人がいるんだなあ・・あれ?あの舟もしや才谷屋じゃね?」
しかもですよ
彼と知り合ったのはその前の週開催したエルフツアーが初めてだったんだし。
正会員が会長N部君とあたくし二人だけの弱小チームとはいえ、企画力と食肉力では老舗チームを上回る集客?力を誇った我がエルフがその日過去最高人数を集め男鹿川キャンプツアーを行ったのが中三依温泉でありました。
他のツアーでもキャンプ地として、また集合場所としてしばしば利用したもんです。
お友達の初お披露目したのもここだったし。
とても思い入れ深いところ。
そんな中三依温泉駅に今回の会津旅で乗ったリバティ号は停車するんでして、車窓からの景色に感慨深くしておりましたところ、なんと我々が帰る日にN部君がガンちゃんと男鹿川下るという情報が。
じゃ当然中三依に来るわけだ!
これも偶然のなせる業、ホームで会えたらウケるウケる! なんてんで。
前日に13時発だから待ち合わせようとラインしてたんですが、当日念のため時刻表から到着時刻を拾って知らせておりました。
13時37分
なんだかね~、駅が近づくとドキドキ。
そりゃ何年も会ってないような仲ではなし、つ~か50年以上に渡りつるんでるわけで今さらどうってことないっちゃあそうなんだけどね。
けど思い出深い中三依で事前の予定合わせ無しってのがいいんですわ。
これだって偶然っすよ。
で
到着と同時にホームに下りますと単線電車すれ違いで五分ほど停車時間がありました。
いるかな~? 隠れてて驚かすつもりかな~ ( *´艸`)
鉄路の響きがしばし止まった駅はいたって静か。雲雀の囀りだけが聞こえようという。
でも来ない。何でさ? ( ;∀;)
やがて出発の放送に仕方なく車内へ。
ありゃあ!携帯見たら既読ついてないし!?
やっと来た返信には昼飯喰う店が混んでて移動したってんで詫びてましたけどね。
ガンちゃんと二人だと思ってたらどうやら団体さんだったようで。
それじゃあ無理は言えないなと納得。
とは言え千載一遇の機会を失い、振り返る中三依駅は涙に霞んでおりました(ウソ)
では「ずるい女」をご一緒に
♪ な〜ぜ来ない 来ない来ない 来ない来ない あんたは〜 ♪
全三回に渡りお送りした会津旅日記、これにて全巻の終わりであります。
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