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2022年11月15日火曜日

安価の闇を考える

ファミリーレストランにドリンクバーが登場した当初画期的だとみんな喜んだものでしたが、一緒に飯を食った友達カップルは二人ともお金払ってもいいから席まで運んでほしいと言っておりました。
いちいち自分で行くのは面倒だし外食する楽しみはそういったサービス受けることも含めてだと。
若くて大したお金も持っていなかった当時のあたくしとしては贅沢言ってらあと思っておりました。

ものが安く提供されるということは決して悪いことではなく、先ほどの例でいえば自分で飲み物取りに行くことでお店の人件費を減らすというある種の合理化は企業努力の一環と言えましょう。
一方でサービスに対する対価を惜しまないことは顧客満足度を上げるばかりではなく大きく言えば接客のプロを育てることにもつながるわけで、必要に応じて買う側が選べる選択肢が多いのもまた良いことでありましょう。
健全な社会とは成長の下に普通の人の収入が増え、払えるお金も増え、もらった側がまた使う側になるというサイクルでありましょう。

SHEINというアパレル企業が躍進しており、日本初のショールームに若い人が並んでるなんてニュースを見ました。
品ぞろえの豊富さと極端な安さで人気だってんですが案の定中国の会社で、あの国の安いものがどうやって作られるかちょっと考えりゃ分かろうというもんじゃないすかね。

奴隷労働、新疆綿、大量生産大量廃棄。
何かを踏みつけにしたうえで成り立つ安さは健全なサイクルの対極です。
安けりゃいいやで生産拠点をあっちに移し続けた結果技術も研究者も持ってかれた挙句日本がこんなになっちゃったんだし、第一人権だ環境だ持続可能だが大好きな世の中はそこんとこどう折り合いつける気なんでしょうか?

BBCあたりはその辺突っ込んだ取材始めてるそうです。
チャイナどっぷりの日本のメディアが伝えられるわけないか ( ;∀;)












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