時間が早いので鏡池に行ってみようと戸隠方面に向かいますと山は早雪景色。路面に積雪が見えてきたあたりでノーマルタイヤのあたくしは撤退し、煙突の煙に誘われて山小屋風のカフェに避難いたしました。
栗の渋皮煮という和風マロングラッセが名物というのでいただきました。朝の甘味もおつであります。
山の水で入れた美味しいコーヒーでまったりし、盆地の景色を楽しみつつ小布施へ。
小布施は人口一万五千の長野県で一番小さな町ながら年間120万人の観光客が訪れる、町おこしの一大成功例として全国のその名を知られるという。
そのけん引役を務めたのが地元で1700年続く造り酒屋の小布施堂で、晩年をこの地で暮らした葛飾北斎の浮世絵を集めた北斎記念館のある街の中心部は小布施堂グループが昔ながらの建物で美しくまとめておりました。
小布施堂は地域の名産である栗を使ったスウィーツでも有名で、中でも季節限定のモンブラン朱雀は朝のうちに品切れ必至の超レア物。昨年食べ損ねたこの品を今回は行列無しに食べようと、グループの宿泊部門桝屋客殿の朱雀付きお泊りプランに申し込んでおりました。
これです!
お味はと言いますと、栗は栗より出でてなお栗より栗って感じ。栗そのものの味を活かしつつ上品な甘さが際立って実に美味しかったです。
それにしても朝のカフェからウェルカムドリンクに付いていた栗羊羹、そしてモンブラン朱雀と、酒飲みがお宗旨違いの甘未食べ歩き。時代も変わったもんであります。
ブラブラと町歩きのうちに日が落ちると真ん丸お月様。居酒屋飲みも結構な小布施ナイトでございました。
で、明けた昨日は急いで会社に帰りそのままお仕事。夜は近所のラーメン屋さんでいつものように。
オサレな小旅行は露と消え、無骨者は浮世の暮らしに戻ってまいりました。
さ、年の瀬までこのまま突っ走りますよ~!
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