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2017年2月1日水曜日

時の流れを追い越す

少し緩んだかと思うとまたまた寒い朝が続いております。朝起きるのが辛いという方も多いでしょうね。
四時間寝ればどんな朝でもスパッと起きられる現在が嘘のように、あたくしも昔は朝が苦手でございました。
会社の上の実家で暮らしていた少年時代、冬の朝寝ておりますとまだ暗いうちからランニングする号令の声が聞こえてまいりまして、それは近所にある某大学柔道部の合宿所で生活する学生たちの声「い~ちにぃ~いちにいさんしい!」
続いて重量級と思われる重い足音が通っていくのを白河夜船と聞きながら、ああお兄さんたち大変だなあ子供でよかったなあなんてんで。鼻に感じる部屋の冷気と体を包む布団の温みの心地よい温度差を感じながら、いつまでも起きられずグズグズ寝ていたのが風物詩のように冬の朝の思い出となっております。

最近朝一便で出て六時前に会社に帰ってまいりますと、真っ暗な中近所をバラバラな列になって進むジャージ姿の若者達の姿を見ます。これが件の柔道部員たちなのですが今様と申しましょうか、走ってるよりもダラダラ歩いてる子の方が目立ちまして更にそこには号令もない。
今や駅伝界に君臨する青学は一種の放任主義で箱根を制したそうですが、これはそれとは明らかに違うような?そんなんじゃ勝てね~ぞ!
と。

かつて寝ながらお兄さんたちを尊敬した少年は今や自分の子どもの年になった彼らが寝ているうちに仕事を終え、追い越しながら心で叱咤するのでありました。
時は流れたんでございますなあ。

 



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