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2013年5月20日月曜日

第四回陸前高田出張バーベキュー 現地で歌う

週末土日は陸前高田へ出張バーベキューに行って来ました。参加者はOWLと僕のエルフのお二人とやや寂しいものの、小夏がいるし現地でさとうみプロジェクトの五人が合流して手伝ってくれので安心。通い慣れた400キロの道はもう近く感じる程です。すっかり仲良くなった皆さんに会えると思えば心も軽やか。


バーベキューも既に炊き出し的要素は無く、特に今回はお花見のノリで飲んで歌って大いに騒ごうというお楽しみ企画。何つっても会場でそのまま寝ていいという、万年椅子寝の我々としては願ってもないお話ですもの〜!
とはいえず〜っと仕事続きだった僕と家庭訪問週間で歩き回ってるOWL、朝から疲れ果ててまして、最後までもつか心配な事ではありましたが。


先ずは復興きらきら商店街でウニ丼いただきまして、気仙沼港前のいつもの酒屋さんで買い物。入るなり「 あら、また来てくれたの? 」なんてすっかりお馴染み。今回は季節限定の生酒、蒼天伝純米荒搾り残り三本をゲット!これは解散後のお楽しみにこっそり飲む事にして、みんなと飲む用には船尾灯の一升瓶を。OWL制作のエルTここでいきなり注目!その後もいたるところで好評でした。



二時半にママハウス到着。ここは地主であり地域の中心となって活動している大坂ママの本拠地で、岩手で言う「お茶っこ」におばちゃん達が集う場所。今夜の僕らの宿舎でもあります。ハグで歓迎してくれたママと、順次集まって来るおばちゃんやおねーさん達とおしたく。さとうみが来たところでこっそり一杯。


ベビトラからいただいて焼き台とレンガの炉に火を起こすのはもちろんOWL。着火剤なんぞ意地でも使わない。



四時開宴に合わせ肉を焼き始めます。お馴染みの顔が次々にやって来て、飲めや食えやで 序盤からワイワイ盛り上がる!直売会の試食コーナーで鍛えた腕と口でガンガンいきました。不思議な事に往路感じてたあの疲労感が段々薄らいできまして、ライブ第一弾昼の部に入る頃には絶好調になりました。



一曲目「わせねでや」避難所から産まれたこの歌をついに現地でやっちまいました。我ながら何という厚かましさ!ま、ウケたからいいや、「明日へのマーチ」に続きアンコールお応えして「フェイスの向こうのアメリカ」せっかく作った歌詞カード忘れてきちまい、一緒に歌えないとOWLがブーたれてましたが、いや〜気持ちよかった!



続いて陸前高田音頭から踊りの輪が広がり、もちろん僕らも乱舞!焼いたり踊ったり大忙し。










暗くなるに連れどんどん人が増え、58人まで数えたとこでやめたとママ。







他所の仮設住宅から飛び入りして来たおやっさんも交えて徐々に宴はヒートアップ!郷土の星、千正夫の歌をリピートリピート。そのうちにかつてバンドでギター弾いてたブンヤさんが演奏に入り、みんなが知ってる歌を次々に合唱しました。中でも地元の女子中学生二人のハーモニーは感動もの!あたし泣いちゃった。

 
 



結局隠匿するはずだった酒を始め一升瓶まで飲み干しちまいました。おばにゃんもおねーちゃんも美味しく飲みまして。









毎度の大騒ぎで全員ハイテンションのピークでお開き。予想以上、最高の盛り上がりでした。
皆さん引き上げた後はイベントの成功を祝って二人でしみじみ酌み交わしました。

薪が無いのでそこらにあるものみな燃やしつつ。さすがに東北とあって、寝る時は冷えました。

一夜開けて目覚めたら先に起きた奴が大方の片付けしてくれててぐみんなたい。

 


ママの仮設の部屋で朝飯ご馳走になり、八月のカヤックイベント会場である戸倉を、さとうみの案内で下見。




漁協の直売所で、一個50円の牡蠣と100円のホタテを沢山買い込み帰路につきました。軽く渋滞しましたが七時過ぎには帰宅。坊主達と焼き貝パーティー満喫する余裕もありました。



実はいろいろあって最近精神的に病んでましたが、このイベント通じてすっかり本来の快活な(?)自分に戻る事ができました。被災地行って逆に元気もらいました、と言う言い方は実は大嫌いでしたが、今度ばかりはその通りでした。皆さんありがとうっ!とはいえ車窓に広がる未だ何一つ変わらない荒野と化した市街地の姿を見、夕べ談笑した女子中学生が、実は津波でお母さんを流されていた事実を聞かされるにつけ自己満足は消え、どんな形であれこれからも応援し続けていこうという気持ちを新たにしたんであります。
久々例のまとめです。
いつも助けてくれるさとうみプロジェクトの面々、多大なる支援いただいてる三笠会館商社会、エルキャンやエルT通じていつも支援してくれるカヤッカー仲間たち、スペシャルサンクス!フランクやベーコン無償提供してくれたTチクハムの仲田さん、十年計画で英会話支援する小森さん、はまらっせんプロジェクトのDr.高橋、心の支え大坂ママ、今も様々な形でかかわり続ける若きボランティアの諸君、そして何より好景気期待で浮かれる中央を他所に何ら復興策が具体化しない中、日々苦労されてる仮設住宅の皆さん、二年たっても変わらず言おう、おめ〜ら全員最高だぜっ!


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