中学校の剣道部以来の付き合いになるみっち部長とはニッコーへも同期入社?でありました。
二代目と言えど十年は雑巾がけという親父の方針の下あたくしが食肉学校で半年寮生活を送り帰ってからは二人して新人生活を過ごし、料理人の世界で言うところの追廻というか仕事は見て覚えろな昔気質の古参社員に囲まれてなかなかに気づまりな現場でありまして、これも料理の世界の言葉で一緒に苦労した修行仲間をアヒル仲間というそうで。
いわゆる職人ではないものの気風は職人的な妙なこだわりがあり、例えば掃除の時床洗いのホースは新人が持つなんざ十年早い!みたいな。何でだよ? ( ;∀;)
あたしらはひたすら箒ではいて集めて捨てて、束子で洗ってタオルで拭いての繰り返しでございました。
コンプレッサー式の高圧洗浄機が導入されるとこれまたベテランの持ち物となりホースがこっちに下りてまいりまして、それもだんだんやらせてもらえるようになると二人で交互にやってみたり。
肉片などを圧力で飛ばすと行き先が分からすそれをホースでフォローするのには気が揃いませんと難しく、自然阿吽の呼吸(ってほどのもんじゃないけど)が身につきまして。
現場の人数が減るに従いあたくしもまた掃除に復帰するようになりますとみっちが長く外回りだったこともあり一緒に掃除するのは何十年ぶり。
なのにですよ
今は彼がホース持っておりまして、そうすると分かるんでありますよ。どの時点でズンドウの水をあけて一瀉千里にごみを流してほしいのか。
仕事一緒だと牧歌的な意味での友情ってやつは無くなりますがそういう時ふとアヒル仲間時代の気持ちが少しだけ甦るんであります。
あれから35年ですか。まあ二人ともいくつまで出来るかって話だけどね~。
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