チャイナウォッチャーと呼ばれる方々がおられ中国に関する様々な情報を発信しておられる中で、あたくしが一番興味深く見ているのが福島香織さんでして。
記者として長く現地に住まわれ知人友人数多く、独自の情報源から寄せられるのは噂話も混じって色とりどり。
基本的にはあの国と人々が好きなんだけど共産党独裁はきっぱり否定、ウィグル問題では先鋭的な批判も辞さないため今では入国できないという。
この二週間ほどの間彼女が取り上げていたのが二つのトピックスから見える彼らの特徴の一つ「情緒的感染」(福島用語)について。
その一つは学生による深夜サイクリングの急激なブームで、これは鄭州市の四人の女子大生が思いつきで50キロ離れた開封まで夜中の道を小籠包が食べたいという理由だけでチャリを飛ばし、一晩がかりでたどり着いた動画に端を発します。
ネットで話題になってるというので地元テレビがインタビューし「青春に値段はつけられない」との彼女たちのセリフがまた再加熱して更にバズり、アホやるのが若さの特権!と、なんたることか20万人もの若者のチャリが道を埋め尽くす大騒動になったという。
もうひとつは広東省のスポーツセンターでの車による無差別殺人事件で、公式発表で犠牲者35人とされるも実際には百人以上であろうと。
犯行動機はセンターのサークルで知り合い恋仲になった自分のかみさんと不倫相手に対する報復なのですが、そこにも一つ込み入った事情があるというのはこのサークルが「暴走団」と呼ばれる役人や官僚をリタイアしたシニアを中心にしたウォーキングの集まりで、そろいのユニフォームに象徴される強い上級国民意識による傍若無人なふるまいからその名がついたという。
被害者数の多寡はあれど同様の事件が今年だけで何と4千件を越えようかという驚くべき事態となっているそうです。
いずれの場合も我も我もと乗っかるわけでこれは我が国でもハロウィンの渋谷に見られますが数字だけでも文字通り桁が違い、更には政治的な意味づけされてゆくことがあの国特有の現象らしくそれらを含めて福島さんは情緒的感染と呼び、前者の場合当初の愛国的発信がいつか自由の希求へ後者は格差社会に対する攻撃へと近年いよいよ行き詰まりを見せつつある共産党一党独裁への反発が露呈したもので、古来易姓革命の端緒が貧しい農民の反乱であったことを思えば学生への外出禁止令や事件現場の映像の徹底した封印など当局が躍起になって圧迫を加えるのもさもありなんということであります。
あの暴虐と混乱で酸鼻を極め死亡者二千万人と言われる文化大革命の紅衛兵も、始まりは北京で毛沢東に会おうとの単純な流行りものだったそうで。
これね
あたくしの住む蕨市やお隣川口市など往来していて聞こえる声高な会話が大げさでなく中国語ばかりとなった現在、同じようなことが日本で起きないという保証は決して無いと思うんであります。
ウィグルでも多数派を占めるようになった途端豹変したと言いますからね~、あいつら。
怖いっすよ~ ( ;∀;)
いい加減移民止めろよ!
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