ネットショップの品物そろえる時は注意力がいるため当てはまりませんが、袋詰めなど単純作業には文字通り時間を忘れる効用がありまして。
今ハマっているのが「新平家物語」の朗読で、プロの俳優さんが格調高く読み上げており聴きごたえ十分なんでありますよ。
ご興味ありましたら「座ちゃんねる」探してみて。
現在番組は木曽義仲の軍勢が迫り平家一門都落ちとなるところまで来てまして先が楽しみながら一気に聞いちゃうともったいないのでまた戻って聞いたりしておりますが、保元平治の乱で離散した源氏の残党が伊豆の頼朝、鞍馬の牛若をそれぞれの旗頭に立てて再起を図る過程で兄弟それぞれの個性の描き分けが吉川英治先生の筆により見事であります。
本朝初の武家政権を開く頼朝は政治家向きの大器でありそれゆえの底冷たさをも併せ持ち、周りに集まる人々も担いで一旗揚げようと腹に一物ある者ども。
一方義経は情にもろい熱血漢で武勇、知略ともに優れ、兄の元へ馳せ参じるまでの放浪の内、その人柄に惹かれ生死を共にと誓う者が次々現れては付き従うという。
ちなみにこのパターンで後に大ヒット漫画になったのが本宮ひろ志先生の「男一匹ガキ大将」であります。日本人好きよね、こういうの ( *´艸`)
貧乏地下人から天下を取り隆盛を極めた平清盛とその一族が情にほだされ地に残した一粒から世を覆されて憐れ壇之浦に沈み、武功一番の義経は却って兄に疑われ陸奥に果て、源家中興の祖となった頼朝の血筋も僅か三代で滅ぶという何たる歴史の皮肉と、また大河悠久のドラマでありましょうか!
ああ、先が楽しみだ~!
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