飲むな行くな煩わしい世の中でございます。
しかし自分を含めそれで食ってる人たちはどうするのか？
出すもん出さずに我慢ばかり強いる為政者に従うだけでは生きていかれません。
だって原因と結果の因果関係すら分かんないっすからね。
というわけで、それでも大っぴらというわけにもいかないジレンマの中、実に久しぶりに二日お休みして出かけてまいりました。
ほとんど読んでくださる方のいないこのブログでならご報告してもよかろうかと。
千葉は小湊鉄道トロッコ列車に乗って五井から養老渓谷までの小旅行、ビジネスホテルに車置かせてもらえるので飲み鉄を決め込みまして。
駐車場見ましたら全国からのナンバーで満車。やっぱ出かける人は出かけますわな。
外見は普通の地方駅の五井ですが、小湊鉄道への乗り換えは人の手による乗車券販売ともぎりで極めてアナログ。
紙の切符見たのなんざどれくらいぶりでしょう？この時点でテンションあげあげ！
レトロな列車見てさらにあげ！
風は強いものの晴天に恵まれ、ギシギシきしむオープン列車は映画のセットのような古い駅舎を次々に見送りつつ快適に走りまして、沿道で手を振る人々に振り返せば忘れかけてた人情にも触れたようで、ギスギスした世の中はしばし意識の外へ。
五月は田植えの時期で、水を引いた田んぼは青空を写し遠く続く里山の新緑。
ちびちび飲み進むうちにすれ違いの駅へ。上り電車を待つ15分ほどの停車。
短いホームには法被姿の地元の方々がお饅頭やお酒、お弁当など売りにきておられ、これもまた鉄道の原風景といったたたずまいで懐旧の情湧くことしきりでございました。
二時間ほどの時間をかけてゆっくり着いた養老渓谷の方は駅から車で行かねばならないくらい離れておりまして、電動アシスト自転車借りて行ってみましたが酔い覚ましにはなったもののこれといった興趣もなく、穴場には穴場だけの訳ありと知ったんであります。
帰路はローカル色たっぷりの普通電車でウトウトしてるまに五井へ。
規制外の地域のためお店でも飲めまして、温泉付きビジネスホテルでもまた一杯。
翌日は柄にもなくいちご狩りして、下りの大渋滞をしり目にアクアラインでお昼過ぎには帰ってきました。
人間遊びも大切！良いお休みでございました。
ではこれも久しぶりのひとり万葉集です
トロッコの 上総小湊 酒飲みて 上り待つ間の 駅の早緑
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