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2018年3月28日水曜日

江戸の悲劇に現代を見る

最近外回りの帰路にラジオがつまらない時はYouTubeで落語を聞いたりしております。
あたくしにとって最高の名人である三遊亭圓生師匠に「圓生百席」という昔のレコードセットがあり、これは当時でも滅多に演じられなくなった噺を生きているうちに残そうという師匠がライフワークでして、出た頃は高価で買えなかったのに今ではただで聞けるんですからまったくもってありがたいこってございます。

とはいえ演じられないということは人気が無いということで、当然というかあまり面白くはありません。
そんな中の一席「永代橋」は掏られた紙入れのために間違われた死体を本人が引き取りに行くという「粗忽長屋」のような噺で、他愛もないといえばそうなんですがこれは江戸時代に永代橋が崩落した実際の事件に材を取ったものだそうで。
深川祭りに詰め掛けて将軍の通行を待たされた群衆が一時に橋に殺到したために真ん中から崩れ落ち、二千人近い人たちが雨で増水した大川に落ちて亡くなった未曽有の大災害であったという。

橋の保守に大金がかかるため幕府で負担しきれなくなり、今風にいうと民間に丸投げしたために起こった悲劇だったとネットに書いてありました。
これあれね

現代のグローバル化と似てますわな。
何でもかんでも民営化しちゃうと、当然利益を追求する体質だから余分?なことには手を掛けられず、結果とんでもないことが起こり得るという。
高速だのトンネルだの古~くなってきてますからね~!オリンピックで浮かれるのも結構ですが、公共事業もこういう方面にこそガンガンお金かけないとヤバいっすって ( ;∀;)


 
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